(映画パンフレット)『ブラザー・フロム・アナザー・プラネット』

  ジョン・セイルズ脚本、編集、監督作品『ブラザー・フロム・アナザー・プラネット』(1984)

  原題「The Brother From Another Planet」

 (出演)ジョー・モートン、ダリル・エドワーズ、

 (美術)スティーブン・J・ラインウィーヴァー

 (音楽)メイソン・ダーリング

  ~スターシード、ワンダラー、第四密度、タイムストレンジャー、疎外感、~

・・先日、スターシード映画『スターシード 星の旅人』(山田ヒロミ監督)を観て触発されたか、とくに予備知識あったわけではないが、なんとなく漠然とスターシード映画なのかどうか、他の惑星or異星から地球への訪問モノ映画を観ようかと。薄々には以前観たフランス映画『美しき緑の星』の異国ならぬ異惑星においての奮闘記かなと・・。

 けっきょく、そこそこスピリチュアル的にも期待してたんだがジャームッシュ映画を観たような、とくにこれといった凄いことも起きず、ただ淡々としたハーレムでの日々がの綴らるオフビート感。衝撃、インパクトラストでのハンター退治や映画の締め方にもとくに盛り上がった感じしなかったかなと。衝撃やインパクトまったくなし。展開要素のひとつとして、先日読み終えた小松左京原作「果てしなき流れの果に」や映画『時の旅人』『ターミネーター』じゃないが、時空をまたいで追う者追われる者のタイムストレンジャーものも。

・・パンフにおいては他作『ビデオドローム』でも同じユーロスペース発行の厚く(ページ数のある)ボリュームあるホントに中身の充実したもの。そのなかでの監督の証言(インタビュー)によると、本作が監督自身による夢がヒントとなってて6日間で脚本を書かれたらしく・・そのことだけでも個人的にこの映画を観る要素がある。

・・ほんと最近「疎外感」をヒシと感じてる自分と遠からずな境遇話。コミュニケーションがいかに大事だと考えると、そもそも自分には聞くことのできる耳があるし、おしゃべりできるクチもあり五体満足に暮らしてる。しかもワンダラーじゃないが、この地球上にただ存在してるだけで周りの皆から気に掛けられる影響与えるということにもつながるものがあるんじゃないかと。現在ちょっとづつ読んでる「ラー文書」じゃぁないが、第三密度のこの地球に暮らす第四密度の能力の発揮モノにも感じることも。