(映画パンフレット)『チャイナ・シンドローム』

 マイケル・ダグラス製作、ジェームズ・ブリッジス脚本、監督作品『チャイナ・シンドローム』(1979)

 原題「The China Syndrome」

 (出演)ジェーン・フォンダ、ジャック・レモン、マイケル・ダグラス、

 *チャイナ・シンドローム・・原子炉中の核燃料の大部分が溶融したことによりメルトダウン(炉心溶融)が起こり、さらに鋼鉄製の圧力容器の底を溶かして貫通してその外側の格納容器にまで達するかあるいはそれをも貫通して外部に達する場合をメルトスルー(溶融貫通)と云われ、ついには地球の裏側の中国まで突き抜けることになるというジョーク、俗称、造語。

・・『摩天楼を夢みて』の時も感じたけど、ジャック・レモンさんのなんとも困ったときの表情がたまらんねぇ。

クレジット時の無音がなんとも不気味で実際に公開から12日後にスリーマイル島原子力発電所事故が起きたこともあってなのか、なんとも予兆を感じさせるような恐怖あるよね。X線写真を証拠として車で運ぶ際での事故に見せかけての陰謀にはなんだか松本清張作品をも思わせられたようだったかな。

・・個人的漠然としたイメージだけど、女性主人公での社会派作品においてのパンフの表紙レイアウトデザインを改めて思い起こすと・・『ネットワーク』に近いものを感じるね。