Updated on 1月 1, 2023
(映画パンフレット)『落下の王国』
ターセム・シン製作、脚本、監督作品『落下の王国』(2006年)
原題「THE FALL」
(出演)リー・ペイス、カティンカ・アンタルー、ジャスティン・ワデル、ダニエル・カルタジローン
(衣裳デザイン)石岡瑛子
・・普段から自分は外国映画の邦題の付け方に度々(いや、何時もかな?)難癖つけることがあるんだが(特にここ最近はね)、この映画に関しては原題の「The fall」に対しての『落下の王国』の邦題はいいねぇと思ったね(そのままのカタカナタイトルでもなくね)。
・・この映画のキッカケは劇場での予告編(もう、予告編から美しかった)で、完全に観たくなって(ものすごく期待して)観に行ったかな。結果、充分(存分に)堪能。ちなみに当時テレ朝「sma station」のコーナーでSMAPの稲垣さんの映画書評などあってこの映画に対しては絶賛してたよね。
映画は冒頭からのベートーベンの『交響曲第7番第2楽章』の重厚な曲が流れドラマが始まって世界を巡るスペクタルな展開が続いていくまさに象徴曲。上映後、購入したパンフレットの監督紹介を見て、やっぱり『ザ・セル』の監督だね・・と納得。
そもそもこの映画のストーリーは単純で難しくない。なのでこの映画の見所は1カット1カットが美しい絵画のような鮮やかな構図や美術、デザイン(コスチュームデザインは『ザ・セル』『ドラキュラ』の石岡瑛子さん)に惚れ惚れさせられる。そりゃそうだと思う。パンフにも記載されてるように、この映画、構想26年、撮影期間が4年という。まるでこの映画シルクド・ソレイユのような公演を観ているようにも感じさせられるよね。
・・とにかくこのパンフレットをいろいろページをめくりながら幻想的、色彩豊富な絵画のような美しさにいつまでも大事に取っておきたくなる、そんなパンフだね。