(映画パンフレット)『白い家の少女』

 レアード・コーニッグの同名小説の映画化、ニコラス・ジェスネール監督作品『白い家の少女』(1976)

 原題「The Little Girl Who Lives Down the Lane」

 (出演)ジョディ・フォスター、マーティン・シーン、

 (メインテーマ曲)ショパンピアノ協奏曲第1番

・・地味で暗くて後味もそんなに良くない(何度か観た)作品だけども、全編うるさくないし、設定も判りやすくミステリー感たっぷりになんか毎度(今でも放映されると)観ちゃうよね。例えがよくないかもしれないけど、「シベールの日曜日」で一躍話題になって「かもめの城」で主演したパトリシア・ゴッジのように、「タクシードライバー」で注目されたジョディ・フォスターによる主演作のようにも思えたかな。

・・ひとりで住むヒロインの設定としてはヒッチコックの「サイコ」を思わさざるをえないけど数少ない登場人物とのやりとりに惹きこまれてしまう。

・・いろいろあってのラスト、暖炉前で毒入りの紅茶をマーティン・シーンに飲ませてからのじっと見つめるジョディ・フォスターの顔アップが記憶にずっと残ってるね。大げさじゃなかったのが良かったのかな。