Updated on 8月 1, 2022
(映画パンフレット)『猛獣大脱走』
フランコ・E・プロスペリ脚本、監督作品『猛獣大脱走』(1983)
原題「WILD BEASTS」
(出演)ジョン・アルドリッチ、ロレーヌ・ド・セル、ウーゴ・ボローニャ、ルイザ・ロイド、ロイ・ロジャース、
(音楽)ダニエレ・パトゥッキ
・・まずは、なによりパンフのデザインだな。自分らのような世代にとっては、なんとも、いかにも東宝東和らしい手描き絵調の中心奥から手前へとワンサカ広がっていく、よくありがちなこのパターンに懐かしくもあり親しみもあり、最近のシンプルなパターンのパンフに比べても断然いい。『ランボー』もこんな感じだよね、パンフで云うと裏側だけど。同じ動物もの映画としてじゃないが『ロアーズ』もなんかこんな感じのデザインだったよね、真ん中にライオンが居てね。
あと、すっかり忘れてたが公開当時けっきょく観に行かなかったし使わなかった割引券らしきを持っていたこととは。自分が後年二番館上映で観た際には『プロジェクトA』と『瀬戸内少年野球団』だったんで『猛獣』はスクリーンでは観てない。
・・映画は最近で云う「ジュマンジ」のような、普段動物園でしか見られない動物らによる家の中や外の通りで暴走させたら面白いだろうなぁ~との企画が通ったんだろうなぁと推察。
ハイテクなのかボタンひとつで管理されてたという皮肉が脱走を生じさせラストの『ザ・チャイルド』をも思わせるオチ的終演に、こちらの方が動物たちの野蛮な脱走よりもより怖かったんじゃないかな。