(映画パンフレット)(ヒッチコック作品)『見知らぬ乗客(外国映画社)』

見知らぬ乗客(外国映画社)1
見知らぬ乗客(外国映画社)2

  パトリシア・ハイスミス原作小説を映画化、レイモンド・チャンドラー脚本、アルフレッド・ヒッチコック監督作品『見知らぬ乗客』(1951年)外国映画社版パンフ

  原題「 Strangers on a Train 」 

 (出演)ファーリー・グレンジャー、ロバート・ウォーカー、レオ・G・キャロル、パトリシア・ヒッチコック、

 (音楽)ディミトリ・ティオムキン。

・・一方的に強要された交換殺人に巻き込まれた男(テニスプレーヤー)によるサスペンスアクション。特に奥さん(主人公の)殺人シーン(落ちたメガネに映る二人のシルエット)が有名で秀逸だね・・とにかくお世辞にもあんまり美しいとは云えない殺された奥さん・・花形テニスプレーヤーがなんであんな人と結婚したのか(映画といえども)不可思議。その交換殺人相手のブルーノのテニスの試合中の観客席でのボールを追わない不気味さ。印象に残る他のキャラとしては暴走するメリーゴーランド床下を鼻かみがら這うおじさん。

(映画パンフレット)(ヒッチコック作品)『私は告白する(大阪映画実業社)』

私は告白(大阪映画実業社)1
私は告白(大阪映画実業社)2

  ポール・アンセルムの戯曲「私たちの2つの良心」を映画化、アルフレッド・ヒッチコック製作、監督作品『私は告白する』(1953)大阪映画実業社

  原題「 I Confess

 (出演)モンゴメリー・クリフト、アン・バクスター、カール・マルデン、 

 (音楽)ディミトリ・タイオムキン

・・ヒッチコック作品群のなかではあまり何度と観ることのない地味っちゃぁ地味な作品のような印象だが実際に何度か観てるとサスペンスありロマンスあり法廷あり(後味はよくないが)の90分は決してつまらなくはない。ファーストカットの監督のお出ましから「Direction」の連続からの犯行現場へのもっていき方から始まって、わざわざ云わなくていいのにの罪の懺悔(またこれがケリー役の役者さん他の映画でも出てきそうな悪者顔)・・またこのキリスト教のなかでの罪が赦されるという懺悔というものが自分たち日本人(無宗教)にとってよく理解できていないシステムと云うか・・どうなんだろ?

ヒロインのアン・バクスターはいいね。綺麗と可愛いという容姿より劇中での主人公ロジャーに対しての一途な想い(特に回想)が純粋に観てて気持ちが良い。可哀そうなのは旦那さんだね。あのまま映画の終盤で一件落着してもなかなか夫婦愛が冷めきったままじゃないんじゃないか?なんて考えちゃったりもするのだがねぇ・・。

まぁ、なにより『見知らぬ乗客』の時とは違ったディミトリ・タイオムキンのスコアのロマンチックなメロディーかぶさる教会(OPとEDタイトル時の全景は逆光)が本当のこの映画の主役といったとこかな?