(映画パンフレット)『純』

横山博人脚本、監督作品『純』(1979)

  (出演)江藤潤、朝加真由美、

  (音楽)一柳慧

・・屈折した、鬱屈した、モヤモヤ感漂う青年(主演の江藤潤さん、ATGの「祭りの準備」でも同じような役柄じゃなかったかな?)をみててやり切れなさを感じながらもなんだか自分にも遠からずな性格ぶりに共感の部分も。ただ痴漢だけは理性が働き自分には現実どうしても受け入れ難い。

やりきないといえば、僻みにもなるが、なぜにあんな青年にあんな聖母(若松監督の「聖母観音大菩薩」を観ながら思わず連想)のような恋人が居るのかと・・。

・・こんなに軍艦島の中で撮られた映画って他にないんじゃないかな?これだけでも貴重な映画だよね。観てて余計に(軍艦島に)行きたくなったなぁ。それにかぶさる一柳彗の音楽も独特(冒頭からのSFっぽい曲などからして)で結構耳に残ってたよね。

(映画パンフレット)『クレヨンしんちゃん 爆睡!ユメミワールド大突撃』

クレヨンしんちゃん 爆睡!ユメミワールド大突撃1クレヨンしんちゃん 爆睡!ユメミワールド大突撃2

高橋渉(劇団ひとり共同脚本)監督作品『クレヨンしんちゃん 爆睡!ユメミワールド大突撃』(2016)

・・巷に名作だと評判の「オトナ帝国」「戦国大合戦」に次いで鑑賞。大きな要因はやはり夢に関するものとくれば黙っていられない。とはいえ、まさかクレしんでシンクロニシティや明晰夢、普遍的無意識ものが出てこようとは思ってもいなかったなぁ。映画では当然のことながら主人公はしんちゃんなのだが、この映画に限っては転入生の女の子サキの成長ものとした方がメインなんじゃないかな。

・・制作側のどういった魂胆なのかは判らないが(話題作りしかないか)、無理矢理っぽく登場するゲストキャラにはどうしても引いてしまう。声でのゲスト出演ならまだしも、似せた顔のキャラが登場するたびタメ息が出てしまう。