Updated on 4月 15, 2018
(映画パンフレット)『変奏曲』
五木寛之原作の同名小説を映画化。撮影にカメラマンの浅井慎平。中平康監督の遺作となった作品『変奏曲』(1976年)。
・・率直な感想として、もぅこの映画は主演の麻生れい子さんに尽きる。
五木寛之原作も麻生さんの一挙手一投足にばかり目がいって正直話があまり頭に入ってこない。特に冒頭から薄いブラウスの下に下着もつけず胸を揺らせながら公衆を挑発してるかのように歩く姿態ぶりに観てるこちらはもぅどうしていいか・・。
元モデルという日本人離れした容姿も含めまさに”日本のエマニュエル夫人”とでもいったとこか・・(あくまで個人的捉え)。
ただ、残念なのは顔と不つり合いな冷めた声(女優の梶芽衣子さんかと思った)が他人による吹き替えだったということ。ということを考えると、当人の声が実際はどうなのかがよけい気になる。
また、共演の佐藤亜土さん(俳優でなく画家らしいね)は最初の登場シーンから(風貌が)自分にはどうも池田満寿夫さんにしか見えなかったなぁ。ただ、その佐藤さん演じる森井の末路をトップシーンのスロー映像でいきなり見せる入りはノワールを感じさせ良かったと思う。あと、場所が「ミラーズ・クロッシング(コーエン兄弟)」の森の中と似てるかな。
Updated on 9月 21, 2017
(映画パンフレット)『黒水仙』
マイケル・パウエルとエメリック・プレスバーガーの共同監督作品『黒水仙』(1947年)。
・・映画を観たキッカケは、往年の女優デボラ・カーの出演作品ということと(そのわりには、この映画を観ながらあれ?そういえば、デボラ・カーって、他の作品に何に出ていたっけ?とド忘れしたり)、いつかどっかでみかけた映画の予告編だったかでの一瞬映った登場人物(たぶんルース)の鬼と化した化け物のようなじっと睨む恐ろしい形相に、これは只事ではない映画だなと感じ(それまでは題名も知ってたしポスターやパンフなどで作品の存在は知ってたのだが文芸調なホンワカしたウェルメイドなものだと先入観)、興味が湧き、いざ鑑賞。
・・たしかにATG映画「尼僧ヨアンナ」(こちらはいわば尼僧版エクソシスト)に比べればインパクトさには勝らないが、ただ、ラストにかけてのホラー映画のような展開になってしまった恐怖に退屈することもなく面白く堪能した。
劇中のセリフでも云ってるように”土地柄に気が変わってしまった・・”を捉えると、「インドへの道」のようだね。
・・とにかくなにより尼さんになる前の(回想時の)デボラ・カーやルース(鬼と化した)などの僧服を着ていない堅気の姿がホントにおキレイなこと・・。










