Posted on 6月 11, 2016
(映画パンフレット)『バタフライ・エフェクト』
エリック・ブレス&J・マッキー・グラバー監督作品『バタフライ・エフェクト』(2004)。
・・”バタフライ・エフェクト(バタフライ効果)”・・些細な変化が徐々に大きな変化を起こすというカオス理論。日本でいう”風が吹いたら桶屋が儲かる”のような意。初めて知った。
・・題名だけは公開時から知ってたけど特に今まで観たいとは正直思ってなかった。
先日、BOOK OFFのパンフ棚で108円で売られていたのを手に取って表紙のデザインも気に入ったこともあって映画はどんなものかと購入後、即鑑賞。ちなみにパンフでの解説や評論ページで繰り返し他作品のタイムトラベルの例として自分もお気に入り傑作映画のひとつ『ある日どこかで』が複数挙げられていてとても喜ばしい。
・・映画は”人生やり直しゲーム”のようなものかな?
過去に観たいろんな映画、『バック・トゥ~』『ミッション8~』『メメント』など思い起こさせるような、タイムトラベルのような、夢見のような、そんな映画だったね。
劇中で主人公が日記を読んでる間、文字がバラバラ動き出して更に周りの背景がボヤ~と変わっていく様は、なんだかこれまでに何度と体験した自分の明晰夢になる瞬間の変わりばえになんとなく似ているような・・映画を観てて「あれ?なんか似てるな~」と思わずツッコむほどだった。
Posted on 6月 9, 2016
(小説・エッセイ)『ダマセーノ・モンテイロの失われた首』
アントニオ・タブッキ著『ダマセーノ・モンテイロの失われた首』(1999年)白水社。
・・「インド夜想曲」で幻想的エキゾチック世界に酔わされ、「夢のなかの夢」で再びタブッキワールドを楽しんだ自分は、買ってまだ未読の「供述によるとペレイラは」や「逆さまゲーム」などの前にこの本を読んだ(題名から惹きつけられるものがあって、少々グロテスクさを期待したかもしれない。)
・・いざ読むと「インド~」などとは違ってあっさりとしたジャーナリスティックな的展開(思ったよりあっさりとしてそれまでに読んだタブッキ作品とはちょっと違った感)。
冒頭のジプシーによる首なし死体の発見のくだりは松本清張作品のような感じ(はいり)。そしてこの作品での主人公の記者と弁護士とのやりとり(会話や捜査)もまさに「点と線の」の鳥飼刑事と三原警部のようなコンビを思わせた。作品中の腐敗汚職による殺人事件(展開が映画的でアメリカや南米の方で実際よく起きそうな感じだったね)はまったくの作り事でなく実際に起きた事件から参考にしたんだね。
・・ただ被害者”モンテイロ”の名前がタブッキの住んでた街にあった通りの名前だったとは・・びっくりというか・・単純。










