Posted on 11月 11, 2023
(映画パンフレット)『カリートの道』
エドウィン・トーレス原作同名小説を映画化、ブライアン・デ・パルマ監督作品『カリートの道』(1993)
原題「Carlito’s Way」
(出演)アル・パチーノ、ショーン・ペン、ペネロープ・アン・ミラー、ジョン・レグイザモ、ジェームズ・レブホーン、ヴィーゴ・モーテンセン、
(音楽)パトリック・ドイル
・・同じデ・パルマ監督のアル・パチーノの出世作『スカーフェイス』を思わせた、『ジェイコブス・ラダー』や『未来は今』のようなラストをいきなり冒頭でチラリ映してのさかのぼりモノとでもいったとこか、『ラ・ジュテ』も思わせられるものも。
どうもデ・パルマ映画はグランドセントラル駅が付き物というかしょっちゅう出てくるかと思いきや過去には『アンタッチャブル』のみだったかな。どうしても印象強くてよく使われてるように自分は感じるんだが、そうじゃないんだね。
・・相変わらずのペネロープ・アン・ミラーさんの綺麗可愛いこと。他の出演作しかり、ことある役柄にも品(観てて気分悪くなる役や、すれた汚い役のイメージがない)があるよね。今回も主役の二人(アル、ショーン)以上に個人的に目がくぎ付け。ダンスもキレッキレだったね。
・・たとえフィクションであれ、(そのような世界)に入ってしまうと、いつ、どこで、誰に恨まれ消されるのか判らないもの。プライベートであれビジネスであれ他人を恨んだり恨まれたり憎み合ってまで地位や名声収入を得たりしてると後々になってしっぺ返しだか痛い目に合うことなど因果応報とも云おうか付いてくるものがあるんだなと。所詮、慎ましく真っ当な道を進みなさいとも捉える教訓もあろうか。
Posted on 11月 11, 2023
(映画パンフレット)『砂の香り』
川口松太郎原作「人魚」を映画化、岩内克己脚本、監督作品『砂の香り』(1968)
(出演)浜美枝、中山仁、松本めぐみ、中村伸郎、吉村実子、賀原夏子、
(音楽)渡辺宙明
(撮影)中井朝一
・・パンフをみて映画の存在を知ったのがキッカケ。存在だけでなくその表紙のデザインに惚れ。ATG調をも思わせられるアーティスティック(淡い東郷青児風なんかも)に自分好みの作品なんかではと観たい気持ちを持ちつつレンタルもセルもない。ということで日本映画専門チャンネルでの放映か劇場での特集上映を待つしかない・・と、さっそくそれほど待つこともなく上映の機会がありさっそくどんなものなのかと期待膨らませて劇場へ。
冒頭のタイトルから序盤へと『砂の上の植物群』っぽさを思わせられたアヴァンギャルドにゾクゾクワクワク。能面の異様さや時々挟まれるサブリミナルカットもなにか普通でない作品感。浜さんも若いだけでなく奇麗。原作の『人魚」ということからどんな摩訶不思議な世界が・・と期待しながら観てると、あれあれと、最後には裁判沙汰となる現実味どっぷりのふつうの不倫ドラマとなってまったね。第三の男のオマージュも? 原作からして「人魚」だし出だしの『砂の上」感といい、もっとめくるめく非現実感あるものが観たかったね。他の例えでいうと『愛奴』系なノリというのか。
・・ただ初めてパンフのジャケ惚れによって存在を知っただけでなくちゃんと作品を観ることができてよかった。













