(映画パンフレット)『ヴァージン・スーサイズ』

 ジェフリー・ユージェニデス原作小説『ヘビトンボの季節に自殺した五人姉妹』を映画化、フランシス・フォード・コッポラ製作、ソフィア・コッポラ監督作品『ヴァージン・スーサイズ』(2000)

  原題「The Virgin Suicides」

 (出演)ジェイムズ・ウッズ、キャスリーン・ターナー、キルステン・ダンスト、ジョシュ・ハートネット、ハンナ・ハル、チェルシュ・シュウェイン、A.J.クック/レスリー・ヘイマン、マイケル・パレ、スコット・グレン、ダニー・デヴィート、

 (音楽)AIR

・・まず、パンフから。デザインみた瞬間『西の魔女が死んだ』『めぐりあう時間たち』かと思ったほど。

原作は未読のまま映画を鑑賞。先入観的には(こんな映画かな?と思ったこと)『ピクニックatハンギング・ロック』的な女の子たちのフェロモンムンムン映画かな~?なんて思ってたら(初めて知った)実話のドォ~ンとくる(生殖器疼く)青春アンハッピー映画だったとは・・。ただ、改めてどんなことがあったのか?と原作が読みたくなったかな。

・・やっぱりだが、電話越しのレコードを聴かせるくだり(バックにギルバート・オサリバンの「Alone Again (Naturally)」)はよかったね。ダンスパーティーでの「アイム・ノット・イン・ラヴ」(10cc)も世代的にはツボにはまる。

・・役者陣ではまず普通のお父さん役してたジェイムズ・ウッズさんがなにか新鮮感。お母さん役のキャスリーン・ターナーさんはパンフをみるまで全然判らなかった。一目見るなり『モンスター』でのシャーリーズ・セロンかと思った。お母さんは判らなかったけど、先生役のダニー・デビートさんは判ったね。

・・原作が読んでみたくなったね。

 

 

 

(映画パンフレット)『セブン』

 デヴィッド・フィンチャー監督作品『セブン』(1995)

 原題「Se7en」

 (出演)ブラッド・ピット、モーガン・フリーマン、グウィネス・パルトロー、ケヴィン・スペイシー、

 (音楽)ハワード・ショア

 (オープニング・タイトル)カイル・クーパーが担当、曲にナイン・インチ・ネイルズ「クローサー」のリミックスヴァージョンが使用される。

 現像は銀残し(ブリーチ・バイパス)処理。

  ~キリスト教の「七つの大罪」になぞられた猟奇連続殺人事件~

 「七つの大罪」

 1嫉妬(ENVY)

 2高慢(PRIDE)

 3怠慢(SLOTH)

 4憤怒(WRATH)

 5強欲(GREED)

 6肉欲(LUST)

 7暴食(GLUTTONY)

・・モチーフとして有名なのはダンテの「神曲」(煉獄篇)で主人公が天国に向かって地獄から上へと上りながら額のPが一つづつ消えていくことで知られてるね。

この映画の魅力あるシークエンスとしては「007シリーズ」を思わせるタイトルシークエンスと途中の図書館(全編殺伐としてるなか唯一といっていいほどのホットさせられる静かでくつろいだシーン)の二つで7,8割を占めるんじゃないかな。ギュスターヴ・ドレの描いた「神曲」の挿絵も数点アップで観られるしね・・「G線上のアリア」流れるなかでね。粋だねガードマンも。

ラストのサブリミナルも公開時(初鑑賞時)ちゃんとわかって意味もわかってゾッとしたね。まさか被害者が同時に二人であるとは・・あとで知った際にはなるほどと。それで七つの大罪(被害者)となったわけだね。

回数重ねて観るごとにオープニングのタイトルシークエンスだけでも満足度があがるね(007シリーズのようにね)。ハワード・ショアの全編流れる不気味なスコアも勿論いいけどね。