Updated on 10月 26, 2022
(映画パンフレット)『ペイネ 愛の世界旅行』




レイモン・ペイネ原作「ペイネの恋人たち」を長編アニメーション映画化、チェザーレ・ペルフェット監督作品『ペイネ 愛の世界旅行』(1974)
原題「Il Giro Del Mondo Degli Innamorati Di Peynet」
(音楽)エンニオ・モリコーネ
『恋愛賛成!戦争反対!』
・・やっぱり映画ってもんは個々によって観るタイミングってものがあるんだろうかね?
映画の存在はたしかに昔からチラリみたパンフの表紙やらポスターやらキャラの描かれたグッズ商品なんかで知ってはいたんだけど特に正直関心は無かったよね。
それで、この時期だったからこそだったのか?ふと見た安価で売られてたパンフをなにげに見て何故だか気になって買って・・初めて観ることに。
・・いやぁ、しみじみと人恋しくなるような映画だったね。よかった。愛おしかった。モリコーネのメインテーマの哀愁感というか、毎度毎度のモリコーネ節のツボにはまったし(特に「ウエスタン」のハミングのように急に高音とあがるところのように今回も似たような聴き心地にジンワリとなったり)。
なにより冒頭のオープニングタイトルでの手を繋いで駆けていく二人のシルエットだけでもなんだかホロリさせられたりも。余談だが先日観た「シシリアン・ゴースト・ストーリー」の二人の少年と少女の手を繋いで駆けていくさまのエロでないラブの象徴たる親愛の表現として行為にグッときたことにもダブったりもね。どちらの映画の登場人物もそうだけど、ずっと寄り添う二人を見届けていたいと思ったよね。
この映画に関しては単純に主人公バレンチノとバレンチナによる時空を超えた世界旅行だったけど、観ながら我が生涯の一本「銀鉄」にも通ずるものも感じたかな。他にもダンテの「神曲」要素も?・・みんな二人組の時空を超えたものという共通性があったりもね。
・・今やアニメといえば緻密なCGもあったりなどの豪勢ぶりも普通だけど(今や鬼滅が凄いことになってるらしい)・・観ててもどうも疲れちゃうもんもあるよね。味気なく思うこともあったりなどもね。リアルだから良いのか、緻密だから良いのか・・じゃなくて、カクカクしても安心して観られる味のある作品の方がよっぽど記憶にも残るよね。だからこの映画を観た時ちょうど感じたのが以前昔に「風が吹くとき」を観た時の感動と同じような余韻を今回も感じたかな。
・・いやぁ、よっぽど気に入ったか、絵本も買っちゃったな。
・・あと、いつか時間あったら軽井沢のペイネ美術館にでも行ってみようかな~なんて思ったりもしたけど・・男ひとりで行って・・ちょっと人目に寂しいもんがあるかな。
Updated on 8月 16, 2021
(映画パンフレット)『TENET』


クリストファー・ノーラン製作、脚本、監督作品『TENET/テネット』(2020)
原題「TENET」
(出演)ジョン・デビッド・ワシントン、ロバート・パティンソン、エリザベス・デビッキ、マイケル・ケイン、ケネス・ブラナー、
(音楽)ルドウィク・ゴランソン
・・いろいろ世間では難解だと云われつつも、とりあえず、「エントロピー」「反粒子」「アルゴリズム」など簡単ながらキーとなる用語についてちょっと頭に入れていざ鑑賞。ギャスパー・ノエ監督の「CLIMAX」のSUPERNATURE のようにこの映画でもメインテーマもそうだけど特に(予告でも使われた?)サントラ内の「FREEPORT」が頭からこびり付いてしまったね。スコアも全編的にハンス・ジマーっぽかったと云えばそう聴こえたしね。ただ今回ちょっとくどいと思ったこともあったかな。
・・たしかに面白く150分を堪能したんだけどねぇ・・、「インセプション」や「インターステラー」を観た時よりは絶賛感(衝撃も)がなかったかな。
というか比較的最近の007シリーズを観終わった感じと同じ感覚だったようなね。どちらもスパイ映画だしね。二度三度観たいなとは思わず正直一回でわかったし(物理学的やそもそもの原理に関してはヒッチコック映画でいうマクガフィンでしょ?だから逆行回転扉のことや第三次大戦のことはあまり気にするほどでもないとおもったけどね)、つまりは監督は順行組と逆行組を絡ませた変な映画がつくりたかったんでしょ?だから観るこちら側もそんなに深く考えなかったけどね。
そもそも個人的に(他にもそう感じた人もいたろう)観ながら前のシーンでみせたのを再び・・ということに過去のタイムアクション映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」「12モンキーズ」「ラ・ジュテ」っぽいなぁ~などヒシヒシ感じて・・そもそもこれまでに観たことの無かった新しい体験・・とまでは感じなかったんだよなぁ。つまりはどっかで観たっぽいとね。だからか、世間でリピーターも大勢いたりなど評価も高いらしいけど・・ん~ん、単にSFスパイアクション映画だったという・・面白かったんだけどね・・でも、毎度ノーラン監督作品は欠かさず観るいちファンなんだけど、長く心に残らないんだよね。だからあえてIMAXシアターで観る体感映画として自分はとらえている感じかなと・・。
・・「太陽がいっぱい」のパロディ?には思わず笑っちゃったね。
・・いつやらか、ノーラン監督も撮りたかっている?007映画があるのかな?
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・・あと、最近思うんだが・・そもそも、ノーラン作品って本当に面白いのかなって・・。たしかに観てる間中はいろいろドッカンバッカン、空撮のオンパレードから、エモーショナルなハンス・ジマーのスコアなどあるんだけど・・観終わって暫く経つと、忘れはしないんだけど、なんか空気の抜けたような、あれ?そんなに感動したっけか?となってしまう。そんなふうにノーラン作品に対して年々思うようになってきてる。 一応最新作は欠かさずチェックして観るには観るけどね。






