Posted on 5月 25, 2019
(映画パンフレット)『少年時代』



藤子不二雄原作漫画を映画化、篠田正浩監督作品『少年時代』(1990)
(脚本)山田太一 (主題歌)井上陽水
・・個人的関心はあまり無かったんだが周りでの評判が良かったんで一応と鑑賞。
篠田監督とくればATG期のモノクロの洗練された(少し泥臭い)映像もののイメージと、戦後の少年たちものといえば「瀬戸内少年野球団」のイメージも強くあったことからタッチの軽いウェルメイドな作品の感覚で観てラストの井上さんの歌バックの別れもそれほど感動せず(主人公とガキ大将との別れといえば、オールタイムベスト作品のひとつ「三本足のアロー」でのラストの別れの方が強く心に残る印象がある)、思ったよりはサラリと観たようだったかな。
どうしてもこれまで観てきた篠田作品としての印象としては後期のカラー作品群よりかはやっぱり初期のモノクロ作品の方(だいたい日本のヌーベルバーグのひとりだしね)が強く脳裏に残ってるいじょう後期になればなるほど味気なくも感じたりもあったよね。
Updated on 8月 6, 2023
(映画パンフレット)『香港発活劇エクスプレス 大福星』



サモ・ハン・キンポー監督作品『香港発活劇エクスプレス 大福星』(1985)
LUCKY STARS(福星)シリーズ第2弾
原題「MY LUCKY STARS」
(出演)ジャッキー・チェン、サモ・ハン・キンポー、ユン・ピョウ、シベール・フー、ヤン・スエ、西脇美智子、エリック・ツァン、
(日本公開版主題歌)「幸運序曲」時代錯誤
公開時「嵩山少林寺」と二本立て上映で鑑賞。あとで観た『大福星』を観終わった時点でどんな映画だったかもぅ忘れてしまったほど(本家本元『少林寺』となにが違ってたか)。
・・撮影時からけっこう日本ロケだと話題になってたよね。ただ、日本ありきとはいえ富士急ハイランドや富士山にはさすがにわざとらしさを当時から感じてたけど。
・・本編内の5人組による縛り暴漢のくだりは観ててこちらが恥ずかしくなるような(大阪の新喜劇を観てるような)バカバカしさに笑いというのか、逆に引いてしまったなぁ。そのなかのヒロインとなったシベール・フーさん。たしかにお綺麗だったが、個人的好みからしたら前作「五福星」での紅一点、チェリー・チェンさんの方がいいなと(その後のチョー・ユンファさんとの共演映画も良かった)。
敵役とはいえ西脇(美智子)さんにもう少し出番的に頑張って欲しかったなぁ。あっけなかったよね。






