(映画パンフレット)『激突!』

  リチャード・マシスン原作短編小説をテレビ映画化、スティーブン・スピルバーグ監督作品『激突!』(1971)

  原題「DUEL」

 (出演)デニス・ウィーバー、ジャクリーヌ・スコット、エディ・ファイアーストーン、

・・もう何回観たろうかね。最初(初めて観た)はテレビでの吹き替えだったけど(水野さん解説の水曜ロードショーだったかな)、一度観始めたらテレビの前で固まったほど興奮して観てた記憶があったっけか。(設定が)単純だったぶんに怖かったねぇ。何度観ても(今でも)追いかけてくるトレーラーがホントに狩りで追ってくる動物のように見えたよね。主演のデニス・ウィーバーのオロオロビクビクぶりが誇張(大袈裟)もなく観てる自分にもひしと伝わってきたよね。

もうなにがって、やっぱりこの作品、やっぱり発想力だね、この単純さながらも相手の顔を終始映さず理由もなにも明かさずにただただ不条理に主人公を巻き込んでいく、このお話し。

そういえばと、この作品もそうだが、スピルバーグ監督作には追っかけられモノがホントに多いこと。わるく云えば主人公たちがただ逃げているだけ(トラック、宇宙人、恐竜、サメ等々)のモノなど。

ラスト、エンディング(タイトル)にかけての独り静かにポツンと居る姿(夕陽バックの逆光だったような記憶)は、後年の「ヒッチャー」での主演トーマス・ハウエルをも重なるように思い起こされるよね。

(映画パンフレット)『トゥルーライズ』

 ジェームス・キャメロン監督作品『トゥルーライズ』(1994)

 原題「True Lies」

 (出演)アーノルド・シュワルツェネッガー、ジェイミリー・カーティス、

・・シュワルツェネッガー主演による、雪中の銃撃戦からハリアー(戦闘機)の操縦などと、まさに007的アクション映画とでもいおうか。このすぐあとの作品だったか、「イレイザー」とちょっと(被りはしないけど)似てるような。かくまわれた娘を助けに行くということは「コマンドー」だよね。奥さん役のジェイミリー・カーティスさんがちょっと浮いたようなコメディ路線が気になったかな。

敵役が(いかにもな)中東系とはちょっとした偏見っぽいのを個人的には感じてしまったが。

短いがメイン曲が痛快で良いね。

・・あと残念なのはパンフの表紙。顔だけってのはさすがにいただけない。背景にもなにも無しで、これじゃ、シュワルツェネッガー主演だというだけでどういった映画なのかこのパンフを見ただけじゃなんにも分からないよね。たまにあるよね、こういったパンフ。もうちょっとなんとかして欲しいと思うんだけどね。