(映画パンフレット)『ヒーロー/靴をなくした天使』

 スティーブン・フリアーズ監督作品『ヒーロー/靴をなくした天使』(1992)

 原題「HERO」

(出演)ダスティン・ホフマン、ジーナ・デイヴィス、アンディ・ガルシア、他

・・この映画好きだなぁ。何回観ても泣けるし何回も観たくなる映画。公開当時もあんまり話題にもならなかったようだがね。コメディだが心にジンワリと響いてくる。

泣かせようとする映画じゃないぶん主人公の頼りないが放っておけない無垢ともいうのか役ぶりに昔の日本映画を思わせる人情的設定(ストーリー)にホロリとさせられるよね。最後に実はこうでした!と明確にしないのも良かったよね。ホントにまさに天使を見つめるかのようなダメ父さんを見るジーナ・デイヴィスのカットに観てるこちらもウルッとさせられた。

・・旅客機墜落現場のセットには緻密さと壮大さに初めて観た時は(よくできてると)ビックリしたなぁ。『逃亡者』の列車脱線現場以上のものを感じたね。

(映画パンフレット)『ハイランダー3 超戦士大決戦』

 アンドリュー・モラハン監督作品『ハイランダー3 超戦士大決戦』(1994)

 原題「HIGHLANDER 3: THE SORCERER」

 (出演)クリストファー・ランバート、マリオ・ヴァン・ピープルズ、

・・1,2作目のラッセル・マルケイ監督に代わっての日本が舞台の三作目。原題の副題のSORCERERって、たしか、「恐怖の報酬」の原題と同じ単語だよね。魔法使いなのか魔術師なのか、この映画ではしっくりくるかもしれないが、「恐怖の報酬」に対してのこの意味合いは何だろうと改めて思うね。

あと、やはりと云うか、待ってましたと云うべきか、日本人役となるとマコ岩松さんの登場(少し皮肉もこめて)。

・・まぁ残念ながらというか、思ったとおりと云うか、よっぽど一作目が刺さったのか、作品の面白ぐあいに関しては二作目、三作目とトーンダウンしたね。これはしょうがない。