(映画パンフレット)『メランコリア』

デンマーク映画。ラース・フォン・トリアー脚本、監督作品『メランコリア』(2011)

原題「MELANCHOLIA」

(出演)キルスティン・ダンスト、シャーロット・ゲインズブール、キーファー・サザーランド、他、

・・ゾンビたちが襲来してきてどうだとか、街が災害でパニックになるどころの騒ぎでなく、ラストに至る身の震えるような怖ろしい終末の展開(迫ってくる惑星を劇中の人物たちと共に自分も生きた心地なくただただ見守るしかなかったね)を観たあとには虚脱感、脱力感が半端なかったなぁ。あと全編にわたって映像(カット)が美しかった・・というのか、夢の世界のような(スローなど使ったりと)非現実的カットの多さも特に印象深く残ったね。そんな世界を象徴した「トリスタンとイゾルデ」がまた悲しくも怖ろしい。

・・自分も過去の夢日記で惑星の接近はなかったが、衝突を多くの人々と目撃しながら怖ろしく見てたのがあった。

(映画パンフレット)『ブルーラグーン』

『青い珊瑚礁(1980)』の続編、ウィリアム・A・グレアム製作・監督作品『ブルーラグーン』(1991)

  原題「RETURN TO THE BLUE LAGOON」

 (出演)ミラ・ジョヴォヴィッチ(ミラ)

・・この映画に関しては内容云々(前作と同様孤島でのサバイバルラブロマンスだし特にあれこれ記述すこともないかな)というよりも公開時の頃の自分にとっての思い出(東京観)のひとつとして強く記憶に残ってる作品かな。

 地方者の自分が数日間の休みをつかって当時の暑い夏の最中だったか、東京へ遊びに行った際(そのなかのひとつに当時何もない汐留跡の敷地で催されった「ハリウッド映画村」にも行ったり)、乗ってる高速バスの走る首都高からの眼下にみえる商業ビル群のなかでの(何処だったかな?詳しくは憶えてないけど日比谷か有楽町あたりだったかな?)公開中の映画の大きな看板が連なるなかでの一瞬この「ブルーラグーン」の青さの映える劇場看板を見て「やっぱり東京ってすげぇ~なぁ~」と映画館の多さに惚れ惚れしたこともあったりなど、特にこの映画の看板が記憶(東京という大都会と映画の盛んさ)に残ったものがあったのがつよく記憶に残ってるんだよね。

あれから月日も経って映画館も増えたり減ったり、キレイキレイするなか、映画の大看板が見られなくなって(これに関しては地方も同様)昔を思うと寂しく思うことがある。特に手描きの看板なんか登場人物の顔なんか似てなくても味わいがあったよね。今では何処もかしこもシネコンになってしまって(途中入場もできず、立ち見も無く)なんだか面白くないよね。

そして東京の印象や寂しさといえば、さらに遡ること幼き頃の東京観とえば(映画もパンフも関係ないが)東中野にあった結婚式場の「日本閣」かな。叔父叔母の結婚式のため家族総出で当時早朝から新幹線に乗って会場の東中野で降りてすぐの所にあった大きな建物と中での華やかさぶりが記憶に残ってるんだよね。そんな日本閣もすっかり今ではマンションに代わってしまい寂しく思われたりもね。