(映画パンフレット)『ハチ公物語』

原作、脚本を新藤兼人、神山征二郎監督作品『ハチ公物語』(1987)

・・観る前から元々どんな話か分かってたしちょっと小馬鹿にしながら、どうせお涙頂戴モノだろうと高をくくって鑑賞。ハチ目線での向かい入れる仲代さんの笑みからお葬式でのハチから不覚にも泣いてしまった。悲しいとか切ないという感情以前に良い映画じゃないかぁ~と。

ただ、エンディングでの歌はやっぱりヨロシクないなぁ(これは基本凡ての映画において)。スコアで終わらせないと・・

作品によっては歌ひとつでそれまでの感動が台無しになるからね。

(映画パンフレット)『突入せよ!あさま山荘事件』

 佐々淳行原作「連合赤軍あさま山荘事件」を映画化、原田眞人脚本、監督作品『突入せよ!あさま山荘事件』(2002)

  (出演)役所広司、宇崎竜童、天海祐希、伊武雅刀、藤田まこと、他

 ・・けっこう公開前から期待してたなけどなぁ~(実話を基にした映画が元々好きなもんで)、思ってたよりも緊迫感が無かったかな。警官たちはもとより主人公の奥さんやら周りの世話する人々などのほほんとしてたところもけっこうあったから観てて退屈しかけそうになったりしたのかな。警官も警官で喧嘩ばっかりしてたし。もっとドクメンタリーちっくな終始緊張感あるキリキリとしたものを自分は欲してたんだろうね。

良かったのは、あまり知られていない玄関口で自分から近づいていって撃たれてのちに亡くなった人のことも描かれてたことかな。案外事件内で知られていないことだよね。

後年観た若松監督の「連合赤軍」の方に比べたら・・やっぱり差がついちゃうかな。