(映画パンフレット)『恐怖の報酬(77’)』

ウィリアム・フリードキン監督作品『恐怖の報酬(77’)』(1977)初公開パンフレット

原題「WAGES OF FEAR 」 ジョルジュ・クルーゾー監督同名(タイトルもそのまま)をリメイク。

・・たしかに昔からポスターやパンフなどでよく表紙を見てたりして存在は(リメイクだとも)知ってた。ただ、クルーゾー監督の古典的名作を観てしまうとずっと観る気はなかった。というか、公開時は観てないし、それからも上映の機会もないし、ソフト化もされていないし。

・・そして2018年、オリジナル版4K版の予告を観ると、あれま!なにかリメイクには観えず面白そう、単にリメイクではないオリジナルっぽく観え、77年公開当時大幅にカットされ(92分の国際版として30分をカットされた問題などあったそうで)そんなことも合わさってか、じゃあと鑑賞。

始めて観る作品とはいえ121分の完全な状態で観られたことと予想してたよりも遙かに面白かったことに観てよかったなぁと充分に堪能。

たとえ今後短縮版(国際版)として上映されたりCSで放映されたとしても、どこがカットされたりしたのかは判れどもあまり観たいとは思わないね。

(映画パンフレット)『闇の中の魑魅魍魎』

  榎本滋民原作「血みどろの絵金」を新藤兼人脚本、中平康製作、監督作品(遺作)『闇の中の魑魅魍魎』(1971)

 (出演)麿 赤児、稲野 和子、扇 ひろ子、岡田 英次、佐々木 愛、加賀 まりこ、龍岡 普、

 (音楽)黛敏郎

 ~幕末の異端絵師金蔵の物語~

・・もうアートなのか、おどろおどろしさを追求した趣味の悪いグロテスクなのか、血の吹きあがり(真っ赤なイメージ)が記憶に残る。

・・カンヌ国際映画祭に自信をもって出品されるも無冠に終わり、大島渚監督作品『儀式』が監督週間部門として出品される。