(映画パンフレット)『ブルーベルベット』

デビッド・リンチ脚本、監督作品『ブルーベルベット』(1986)

 ボビー・ヴィントン歌う同名主題歌のタイトル。

(出演)カイル・マクラクラン、ローラ・ダーン、イザベラ・ロッセリーニ、デニス・ホッパー、

(音楽)アンジェロ・バダラメンテ

・・ちぎられた耳、地中に蠢く虫たち、青空の下のチューリップ、水のつまったホース、朴訥としたコマドリ、立ったままの死体・・

・・バダラメンテ作曲の名スコアをバックに画家ワイエスの世界を思わせるレトロチックな田舎街(ホントにミニマルな世界)での気色悪い(称賛の意で)殺人事件。

(映画パンフレット)『ウォール街』

ウォール街1
ウォール街2

 

  オリバー・ストーン脚本、監督作品『ウォール街』(1987)

  原題Wall Street」

  (出演)マイケル・ダグラス、チャーリー・シーン、ダリル・ハンナ、マーティン・シーン、

  ~ 第60回アカデミー賞最優秀主演男優賞(マイケル・ダグラス)~

・・当時、いつものとおり公開前ロビーでの割引券はたしかにとったが、『ブロードキャスト・ニュース』との二本立て上映は自分にはちょっと重たく後年テレビにて(『プラトーン』の監督ということと、チャーリー・シーン目当てだったかな)鑑賞。

・・劇場公開前予告編でのBGMでヴィヴァルディ「四季」のなかの「冬」を知った。劇中でのスコアの印象は薄かったが、テレビでもおなじみの証券取引所での打鐘の儀式(一日2回されるという)の「カンカンカン・・」の鐘の音が耳に残る。あとは、余韻、印象としては主演のマイケル・ダグラスの役名の「ゲッコー」のインパクト。

・・で、中身はどうだったかと云うと、正直解かったような、楽しめたような、なにか言いくるめられたような感じだったかな。まだ初めて観るには早かったかな。他の映画で云うとちょうど『ザ・ファーム(トム・クルーズ主演)』を観たあとのような、充分観た余韻あったけど、良かったかと云うとちょっと・・あまり専門分野のことをズラズラ並べられたり、二転三転と展開されても追いついていけなかったりして楽しめなくなることもあったような。