Posted on 3月 4, 2019
(映画パンフレット)『アメリカ アメリカ(みゆき座)』

エリア・カザンによる自伝的物語を脚本、監督作品『アメリカ アメリカ』(1963)みゆき座パンフレット
・・「ゴッドファーザーpart2」をも思い起こされるような移住映画を、現在メキシコ国境でまだ騒がれている難民問題あるなか鑑賞。
・・映画の存在も監督が誰かも知らないなか、売られているパンフの束のなかのこのパンフをみて表紙の陽気に踊っているように見える男の姿とタイトルからそれこそ陽気に「アメリカ!」など歌い騒ぐような映画かと思いつつ中身をみてエリア・カザン(「ベビードール」の)と知ると早速パンフを先に購入、そして後に鑑賞。
・・いやいや、思ってたのと真反対な作風。暗い。重たい。悲しい。しかも表紙の船上でのこのシーン(叫びまわる)は観てて辛い。
・・同じく自伝的物語を映画化したフェリーニの『アマルコルド』、ホドロフスキーの『リアリティのダンス』などとはまた違ったトーンの悲しく思い映画だね。
・・儲けもんのオマケ要素としてこの(みゆき座版)パンフの巻末での恒例の次回の上映作品に『博士の異常な愛情』が予定されてる記録的不発映画だったとはいえ後にパンフ共々伝説化される映画がこの時に上映されたかと思うと何か歴史的事項に湧き上がるものがあるね。
Updated on 1月 26, 2023
(映画パンフレット)『グリーン・インフェルノ』


イーライ・ロス原案、製作、脚本、監督作品『グリーン・インフェルノ』(2015)
原題「The Green Inferno」
(出演)アリエル・レヴィ 、カービー・ブリス・ブラントン 、マグダ・アパノヴィッチ 、アーロン・バーンズ 、
(音楽)マヌエヌ・リベイロ
・・学生たちの一行を見てるとなんだか連合赤軍の学生たちのようにみえてしまったね。
同監督作の『ホステル』のように中盤まで特になにも起きなくのほほんとした展開からの怒涛と起きる中盤からのメインイベント。未開の住人たち(まさに地獄の黙示録のよう)による凄惨な行いというか儀式、云ってしまえば食人なのだが・・は、『アポカリプト』の生贄の儀式描写で免疫もついていたのでグロテスクさもなんとか正視できたかな。








