Posted on 2月 11, 2019
(書籍)(夢に関する本)『人はなぜ夢を見るのか ~夢科学四千年の問いと答え~』
渡辺恒夫著『人はなぜ夢を見るのか ~夢科学四千年の問いと答え~』(2010)DOJIN選書
・・帯の「夢の謎にどこまで迫れるか」に惹かれて購入。出版年代が前後するが以前読んだ「夢の現象学・入門」に次いでの同著者の作品の2冊目を読む。
・・たしかに専門的な教授(先生)の書いたものだからなのか、過去の学説、歴史的事項、多くの偉人、専門用語など紹介されてるが、これといって刺激的に得たもの(へぇ~そうだったのか)と心から得たものは無かったな。だいたい著者自身「・・こんなこといってはいけないかもしれないが、夢の神秘について近づいたことも肝心かなめのことを知ったという気がしない・・」など書かれているなど、まだ夢の世界について解からない部分もあるんだしね。
・・自分自身としても最近興味ある方面として日々みる夢を脳内の整理や記憶や無意識の要素が見させている(説)というよりも、アストラル界(エーテル界)においての異界旅行とした捉え方に注目している昨今。
・・本作の著者は「夢の現象学」としてブログに夢日記など公開してると知ってさっそく見てみる(このことが一番面白く得たものかな)。自分もこれからも続けていこうと意欲が湧いた。
Updated on 3月 2, 2019
(映画パンフレット)『すばらしい蒸気機関車』
高林陽一撮影、脚本、監督作品長編ドキュメンタリー『すばらしい蒸気機関車』(1970)
(音楽)を大林宣彦さんが担当。
・・ここ現在ではこの作品、なかなか上映の機会も無いし、レンタルとして置かれてることもなく(セルDVDはあるが)あまり観られるチャンスなくレアな作品となってる。なので何年かに一度のようなCS放送が貴重となってる。
・・それまでに主な高林監督長編作品も観ててこの作品の未観期間も長くけっこう待ち望んでたかな(映画館での特別上映やCS放送など)。それでCS放送で初めて鑑賞(パンフはずっと昔に買っていた)。特に自分は鉄道に関してそれほど興味はないので古き昔(昭和45年当時)の日本の風景、人々などを楽しんだかな。黒瓦の木造家屋の並ぶ集落のなかを煙モクモク出して走っていく機関車を観てると(落ち着いたナレーション入りの)よく観てたNHK「新日本紀行」なんかを思い出したり。列車が通りすぎたあとに響く踏切の警笛音や車内アナウンス時のチャイムなど耳にすると自分もたまらないほどの旅愁や(実体感ある)懐かしさがこみあがるね。あと映画観ながら思ったけど昔(昭和の頃)テレビでのCMで1分かそれ以上の長いものが流れたりしてたよね。またそういう作品に関して名作が多かったんだなぁ、資生堂やらサントリーやら、日本の風景を美しく撮ったりするものなどあったよね。自分はリアルタイムでもジンとしながら観てたサントリーの「雨と子犬」なんか忘れられない。・・そんなことふとよぎったりしながら映画を観てたもんだった。
・・ただ、終始日本各地を走行する列車を撮るドキュメンタリーにこだわって欲しかったなぁ。所々に挟まれるPV風な女の子のカットに関しては個人的にちょっと違和感(特別に可愛らしかったようにも見えず残念)。歌もね・・。
・・あとは、いまだ観ていない高林監督初期短編「砂」や「石っころ」など上映の機会があれば観てみたい。上映を待つか(日本映画専門チャンネル)に期待するか・・。










