Posted on 9月 1, 2024
(映画パンフレット)『未来惑星 ザルドス』
ジョン・ブアマン原作、脚本、製作、監督作品『未来惑星ザルドス』(1974)
原題「Zardoz」
(出演)ショーン・コネリー、シャーロット・ランプリング、セーラ・ケステルマン、ジョン・アルダートン、サリー・アン・ニュートン、ナイオール・バギー、
(音楽)デイヴィッド・マンロウ
・・挑発的、煽情的、哲学的、チープでへんてこな、サイケデリック、ユートピアというのかディストピアと捉えるのかわからない。チクり程度のメタファーも散りばめられてる。ラストもハッピーエンドと捉えていいやら。大人の寓話。『マトリックス』『猿の惑星』『ウィッカーマン』『華氏451度』『ソイレント・グリーン』を思わせられたね。『ホーリーマウンテン』を観終わった時の余韻なんかも。
外界からの選ばれしものゼッド。花嫁姿が『007』時の日本人姿よりも衝撃的(さすがに笑わずにはいられない)。
眉間の水晶は松果体をも思わせられるスピリチュアル。勃起テストは現代的。
・・宙に浮かぶそのものザルドスに関しては自分のような歳の者が感じるには、まず仮面ライダーアマゾンに出て来た十面鬼、『ザ・キープ』の魔人、伊藤潤二原作の「首吊り気球」なんかが連想されたりも。
・・なんでもかんでもじゃないにしても、ベートーヴェンの第七番を使えば少しは高尚になれるんじゃ・・という風潮がなにか感じられるものがある。
・・さて、邦題。わざわざ『未来惑星~』と付け加えてるが、厳密に云えば、惑星はボルテックスであって『ザルドス』にするなら『空飛ぶ石像神~』とか。『未来惑星』と付けるなら『未来惑星ボルテックス』なんじゃ?と余計な事なんかね。
Updated on 9月 6, 2025
(映画パンフレット)(原作松本清張作品)『風の視線』





松本清張原作小説を映画化、川頭義郎監督作品『風の視線』(1963)
英題「The Hidden Profile」
(出演)新珠三千代、岩下志麻、園井啓介、山内明、滝田裕介、奈良岡朋子、松本清張、
(舞台)十和田湖、浅虫温泉、十三潟(十三湖)、他
・・松竹パンフとしてパンフの存在があるとは知らなかった。このタイプのパンフでいまだに心望んでるのに『ゼロの焦点』があるんじゃないかと。⇒後年入手、この上なく嬉しかった。
まさかの作家役での松本清張氏の登場(相変わらずの演技に関しては目をつぶろう、というか、何度もリテイクかさねてそこそこのセリフ回しできるくらいまでやれなかったか?と。まぁ、自ら作品に出るヒッチコックのようで冒頭から思わずニンマリしてしまう。
・・ただ、原作にしろ映画にしろどちらかと云えば『波の塔』系統のラブロマンスもの(しかも既婚者どおしの三角ならぬ四角関係)なので清張作品群のなかでは暗く地味なこともあってか(写真におさめた雪の中の死体には事件性があると思いきやのそれまでだったり)記憶に弱くけっこう忘れてる部分が多いね。二度三度は観ておかないと。なんにしても主演の奈津井役の園井啓介さんに主人公としての華が感じられない。まだ共演の佐田啓二さんの方が貫禄あるし落ち着いて見られるし・・。ヒロインとしては清張さんお気に入りの女優新珠三千代さんもお綺麗かもしれないが個人的にはそうでもない。もうひとり、岩下志麻さんは小津映画のなかのように笑みのあまりみられないクールさが良かったかな。
・・ドロドロした関係のなかでの苦悩や葛藤など見せられると結婚ってなんだろうね?なんて考えたり健全な不倫なんてあるだろうか?なども思ったりも。








