Updated on 8月 5, 2022
(絵本)(茂田井武)月刊『絵本 1976年10月号』
月刊雑誌『絵本(1976年10月号』(1976)すばる書房
・・どこで買ったかな?ネットでだったかな?古書店で買ったかな?去年のことだがもう忘れてしまった・・。
・・特集も特集だが(買ったのは‟茂田井武特集“目当ては当然のことながら)、この雑誌により初めて見た(知った)小川未明作品「眠い町」の挿絵として描かれた表紙の絵が、なんともなんとも素朴で良い。ホンワカと癒されいつまでも見とれてしまう。
その影響で書かれた作品と挿絵の全部が見たいと思い(つまりは完全版)、さっそく実物のキンダーブックを探すにいたった。
そして小川未明作品をこれから読んでみようかとも・・。
・・今月19日から‟ちひろ美術館(東京の方の)”で茂田井武に関する展覧会が始まる。・・楽しみ楽しみ。
ーーーーーーーーーーーー
何年か経って久しぶりにペラペラっとなかを読んでみる。
・・と、購入した頃には関心のなかった谷内六郎さんのコメントがある。やはりか、茂田井さんの継承者というべき谷内さんも茂田井さんに対して尊敬しっぱなしと書かれてある。逢ったことが無いとも書かれてるね。あとはこのエッセイ「池田さんと茂田井さんとぼく」のなかで谷内さんは茂田井さんのことを四度にわたって(内面的な、内面のこもった)と評してる。たしかにわからなくもない。
ーーーーーーーーーーーー
巻末の新刊書のコーナーでふと目にとまった「ほらあなのたんけん」。内容も知らないまだ読んだことのない作品だが、そのタイトルをみただけで一瞬目が釘付けになった。
絵本じゃないが、はるか昔、自分がたぶんまだ小学生だった頃であろうか、家の近くで幾年かに一回住民たちに上映するような映画の屋外上映会で、どこの国の、いつ作られたものなのか、題名はなんだったのか、内容はなんだったのか・・など全然覚えてないが、まだ映画が好きになる前でも興奮して最後まで観た記憶の、登場人物が数人の子供たちで、ラストでは洞窟だったか洞穴から無事脱出できたという、観られるものならもう一度観てみたい作品があり、そんなことが絵本のタイトルから思い出されたのだった。有名な映画だったのか、教育映画のようなマイナーな映画だったのか、もぅなんにもわからないが・・そんなことを思い出したかな。