Updated on 4月 10, 2018
(小説・エッセイ)(松本清張) 『高校殺人事件』
松本清張原作、高校生向け雑誌で連載された「赤い月」から改題された学園もの(連続殺人)小説『高校殺人事件』(1961年)文春文庫。
・・この作品は自分は清張作品群のなかでもはじめの頃読んだ。といっても有名どこ(”砂の器”や”点と線”など)は既に読んでて清張色にどっぷり染まったなかで読んだので本当にライトな感じに思えたね。
けど、やはり中身は重たいものもあり、特に本編中の沼での聞えた妖しい笛の音・・というのがいま思い返してもゾッとする。
以前といっても1977年にNHKの「少年ドラマシリーズ」のなかでドラマ化されたらしいが観られるものなら一度観てみたいね。