(映画パンフレット)『ギルティ』

デンマーク映画。グスタフ・モーラー監督作品『ギルティ』(2019)

原題「DEN SKYLDIGE」

新感覚、ワンシチュエーション、リアルタイム進行映画。

・・あまりにもネット宣伝からチラシやらで大絶賛されてるので、どんな仕掛けが待っているやらを期待していざ鑑賞。

発想的にテクニカル的にはたしかに面白く観たけど、取り立てて衝撃は思ったよりは無かったなぁ。まだオリバー・ストーン監督作の『トーク・レディオ』を観た時の衝撃具合に比べればちょっと足りなく思ったかな。

リアルに映画を観てたので、まず酔った人間が緊急通話の番号をちゃんと掛けられるか?・・や、全編丁寧にヘッドフォンから聞こえてくるドアを開ける音から歩く音からをこちらも一緒に聞いてると、ちくいち向こう側の持ってるであろう携帯からの音がなんだかPOV映画でのやたらに映像として撮るご都合主義っぽさもちょっとニオイわざとらしい部分も無くはなかった。そこまで主人公と一緒に入り込めなかったなぁ。

最後に主人公が掛けた電話の相手は誰だったのかな?(ネタバレになるか)自分はてっきり奥さんに今世の別れの挨拶かと思ったんだけど・・。まぁ、正解も不正解もないし。