Posted on 4月 12, 2021
(映画パンフレット)『パルスーズ』
ベルトラン・ブリエ脚本、監督作品『パルスーズ』(1974)
原題「Les Valseuses」睾丸(フランス語でのスラングで)
(出演)ジェラール・ドパルデュー、パトリック・ドヴェール、ミウ=ミウ、ジャンヌ・ モロー、ブリジット・フォセー、イザベル・ユペール、
・・キッカケはまさにパンフのジャケ買い。パンフに目がとまるまで作品のこと全然知らなかった。表紙からしてのイメージとしては「エマニュエル」「ビリティス」「JOY」系の映画かな?と思いながら・・さっそくDVDにて鑑賞。
・・やっぱりそうか・・、似てるなぁ~って思ったけどパンフの表紙にもある若きジェラール・ドパルデュー。こういう映画にも出てたんだね。お気楽ななのか、退廃なのか、どうでもいいような青春っぽくも・・ないなぁ、ATG調にも観えたりもあったり、淡々とした展開にこの映画どう終わるんだろ?ってずうっと思いながら鑑賞してて・・あぁ、終わっちゃったってかんじ。ジャケ買いして期待したほどではなかったけど、ただ、意外な女優たちの出演ぶりが印象だったかな。まずはヒロインのミウ=ミウさん。名前をみた瞬間その独特な名前にあぁ『読書する女』のヒトかぁと。どちらの映画も可愛らしさのある女優さんで自分は好印象。イザベル・ユペールさんに関してはパンフ情報を見ない限りは気付かないだろうね。あまりに若いというか幼くみえて昨今の容貌とは別人にも思えたりもね。あとはよく演じてくれたよなぁ~と思ったジャンヌ・ モローさんとブリジット・フォセーさん。可哀そうなくらいに見えちゃって、というか見ちゃいられなかったなぁ。男二人の女一人を見てるとまさに『突然炎~』だよね。自殺する意味もよくわからなかったけどね。
・・あんまり観心地的にはよくなかったなぁ。ちょっと気持ちが悪かったかな。期待したんだけどね。とはいえ、反面、男たちによるやりたい放題を見てて、ふと思った、・・あれ?二人じゃないけど女たちを求め(あさり)欲望にはしる姿に恥ずかしいかな自分の明晰夢時の行動じゃないかと・・こればっかりは他人のことを非難したり責めることはできないね。となると、いわば夢みたいな映画にも思われるよね。