(映画パンフレット)『レクイエム・フォー・ドリーム』

 『ブルックリン最終出口』の原作者ヒューバート・セルビー・ジュニアの小説『夢へのレクイエム』(未読)をもとに映画化、ダーレン・アロノフスキー脚本、監督作品『レクイエム・フォー・ドリーム』(2000年)

  原題「Requiem for a Dream」

 (出演)エレン・バースティン 、ジャレッド・レト 、ジェニファー・コネリー 、マーロン・ウェイアンズ、

 (音楽)クリント・マンセル

・・まず、なんでパンフの方もチラシやポスターのように黒塗りだけでなく目のアップスチールを使わなかったんだろうね。インパクトあっていいと思ったのになぁ。

・・タイトルに「ドリーム」ってあるから(夜見る)夢に少しでも関わりのある映画かなって思いきや・・なんとも、救い難き、救いようのない中毒映画。登場人物たち皆ほとんど片足半分地獄にツッコんでるような煉獄界で展開されてた苦しい続きの・・正直、気分悪い映画だ。

巷には評価、支持されてるかもしれないが、自分は面白くなかったというより嫌いだったな。金、ドラッグ、砂糖、テレビでの名声、乱れた性、自分には無縁だしね。観たタイミングが悪かったかな?

もう、ホント、全編観ててお母さん(エレン・バースティン)の孤独ぶり気の毒ぶりに(エクソシスト時以上の辛さに)観ちゃいられなかったし、久しぶり観たジェニファー・コネリー嬢も最初の登場からやっぱり美しいなぁ~って惚れ惚れ観てたはいいが、あんなん(汚れ)なっちゃってねぇ~。

繰り返し映るドラッグ飲む時の今風な?ポップな?編集カットには自分的にはちょっとクドかったかな。響かなかったね。観てるこっちがハイになりそうな。

似てるか似てないかのリンチ映画はといえば個人的には大好物で何度も繰り返し観たりもあるが(ドギツさあっても笑いやユーモアあるしね)、この映画は内容もあってネガティブ満載な斬新映像にちょっと受け付け難かった、映画全体がアンハッピー映画だったね。