(映画パンフレット)『食人大統領アミン』

 シャラッド・パテル製作、監督作品『食人大統領アミン』(1981)

 原題「Rise and Fall of Idi Amin」

 (出演)ジョセフ・オリタ、他

・・『ラスト・キング・オブ・スコットランド』を観て、そういえばと、アミンと云えば・・ということで(そういえば元祖的作品の方はまだ一度も観てなかったなぁと)あえてパンフを先に購入し観てみようと・・。

・・どうしても自分たち世代にとってこの映画は『食人族』などとならんで公開当時宣伝としてのポスターなどが電柱などに掲げられてたり、テレビでの予告でもまさに人肉らしきを摘まんで食べようかという(パンフやポスターのカット)アクションがトラウマではないがショッキングでおぞましかった記憶の作品だったことが思い起こされるよね。

それで観てみると・・てっきり実録ドキュメンタリーと思いきや・・再現ドラマだったんだね。しかもみんな英語で喋ってるし、なんか処刑シーンもそれほど怖ろしく見えなかったし、ちょっとガッカリだったなぁ。

たしかに『キング・オブ~』の主演のフォレスト・ウィッテカーよりはこちらの作品の主演のアミン役の方が本物に似てたけど・・けっきょく(最大の見せ場のひとつ?)人肉らしきを摘まんでの・・食人か?・・のくだりも無かったしね。だとしたら、よっぽど『ひかりごけ(熊井啓監督)』の方が観てておぞましかったよね。

・・まぁ、今度は西のアミンに対しての東の西太后ということで改めて『西太后』を観てみようかなと。この映画も当時宣伝からしてショッキングだったしね。