Posted on 10月 3, 2021
(映画パンフレット)『宇宙戦争(1953)』
H・G・ウェルズの原作を映像化、バイロン・ハスキン監督作品『宇宙戦争』(1953)
原題「THE WAR OF THE WORLDS」
(出演)ジーン・バリー、アン・ロビンソン、レス・トレメイン、ポール・フリーズ、
・・この作品を知ったキッカケはジョー・ダンテ監督の「エクスプロラーズ」での冒頭のシーンからのつけっぱなしにされてた深夜のテレビ映画だったよな。その時は勿論この映画の存在さえ知らなかったから映画用に作られたのかなと思ったりも当時(観ながら)あったけど、けっきょくは古典SF映画だったと後から知ってあぁそうなんだ・・と。まだ当時は全然SF映画に興味がなかったからね。
・・今回イギリス制作の4回シリーズのテレビドラマが放映ということであらためて原作を読んでもう一回53年版を観てみた。とにかく原作が思ってたのと違い今現在にも通じるものがある。侵略にせよ戦争にしろウィルスによるパンデミックにせよ人間とはなんと脆いもんかと。終盤での主人公と兵士による会話の章は格別。
・・さて、今作品の映画、宇宙戦争・・っていうよりも火星人の侵略による軍隊の抵抗っていうとこかな。「ゴジラ」に近いものがあるんじゃないかな。ミニチュアセットもあったりなど円谷プロの映画を観た感じもある。
86分と短く良いんだけど、終わり方の強引さと主人公(博士)とヒロインのやりとりは原作の一人称を思うと不服だったかな。
・・今度はスピルバーグ監督版を観てみようかと・・。