(映画パンフレット)(原作松本清張作品)『点と線(プレス)』

点と線(プレス)1
点と線(プレス)2

 

  松本清張原作小説を映画化。小林恒夫監督作品『点と線』(1958)プレスシート

  英題「points and lines」

 (出演)南廣 、山形勲 、高峰三枝子 、加藤嘉、 志村喬、 堀雄二 、織田政雄、

 (音楽)木下忠司

・・まず、公開当時プログラムピクチャーとしての二本立てのうちの一本だったからか85分という本編にもぅ2~30分じっくりと追加してほしいくらいの(もうちょっと引っ張ってって欲しかったくらい)駆け足気味な作品だね。その二本立て上映作品のもぅ一方の作品がパンフの表紙絵となってるのにこちら側としては残念。

やっぱり何度と観直しても画面に映る車から人々のファッション、家々やビルにいたるまで昨今作られる映画やドラマでの美術さんによって古めかしくつくる背景(どんなに30年代40年代っぽくつくっても嘘くさく、また、キレイにみえたりも)とはまったく違い云わばすべてが本物。やっぱり作品としてこじんまりとはしても最初に映像化された当時のものには敵わない。

タイトルバックでのいきなりのB級っぽい入りからジャズ調へと変わるメインテーマも聴くごとに好きになっていき、香椎海岸での並ぶ二人の情死のアップになると課長補佐さんの目じりがピくつくのはまだご愛嬌もの。そしてそれに続く待ってましたのお気に入りバイプレーヤー織田政雄さんが監察医として登場。もぅこの導入部だけでもいいね。

・・プレスをみると、主役のひとりと云っていい鳥飼刑事役の加藤嘉さんの姿が無いのが寂しいというか残念だなぁ。役柄関係なく俳優としてのキャリアや知名度ぶりによって顔などのスペースの大きさが決まってくるのかね?となると犯人役の山形勲さんがこの映画のなかにおいてはメインどこといったとこ?

(映画パンフレット)『太陽の塔』

太陽の塔(映)1太陽の塔(映)2

関根光才監督作品『太陽の塔』(2018)

・・OPEDにフィクションパート(荒野に立つ塔と少女)を加えた教養(バタイユから熊楠まで)ドキュメンタリー映画。

・・素直に面白かったんだけど、各人たちの話す、語る、推測する、回顧する、断言する、などの情報量があまりにも多いため、次から次へとみんな止めどなく語るので追いつかないくらいの頭がパンクしてしまいそうだったかな・・。

・・要は、太陽の塔とは、岡本太郎という芸術家の体を借りて(霊能者のように)作るにいたった神からの啓示(偶像)なのではないか・・と思ったりした。万博会場のなかで唯一壊されなかったもの(壊すことのできなかったもの)、つまりは古代縄文土器のごとく、あるいは壊すことのできないタブー的なもの(映画でいうとフィクションパートのように荒野に立つ有様を見るとキューブリックの「2001年~」のモノリスのような象徴のごとく(ちなみにエンドテロップのバックは同じく「2001年~」のスターゲートのようなスリットスキャン)なるものかもしれないと映画を観ながらひとり思うことがあった。

・・塔についてさまざまな人も語っていた「・・役に立たないもの、答えのないもの、無意味なもの・・」・・ちょうど今もこうして日記がてら誰の為でもなく綴っている夢やらパンフやらも役には立たないし無意味なものでもあろう。・・でも自分は続けて綴っていく。