(絵本)(茂田井武)月刊『絵本 1976年10月号』

絵本(茂田井特集)1
絵本(茂田井特集)2

 

 月刊雑誌『絵本(1976年10月号』(1976)すばる書房

・・どこで買ったかな?ネットでだったかな?古書店で買ったかな?去年のことだがもう忘れてしまった・・。

・・特集も特集だが(買ったのは茂田井武特集目当ては当然のことながら)、この雑誌により初めて見た(知った)小川未明作品「眠い町」の挿絵として描かれた表紙の絵が、なんともなんとも素朴で良い。ホンワカと癒されいつまでも見とれてしまう。

その影響で書かれた作品と挿絵の全部が見たいと思い(つまりは完全版)、さっそく実物のキンダーブックを探すにいたった。

そして小川未明作品をこれから読んでみようかとも・・。

・・今月19日から‟ちひろ美術館(東京の方の)”で茂田井武に関する展覧会が始まる。・・楽しみ楽しみ。

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何年か経って久しぶりにペラペラっとなかを読んでみる。

・・と、購入した頃には関心のなかった谷内六郎さんのコメントがある。やはりか、茂田井さんの継承者というべき谷内さんも茂田井さんに対して尊敬しっぱなしと書かれてある。逢ったことが無いとも書かれてるね。あとはこのエッセイ「池田さんと茂田井さんとぼく」のなかで谷内さんは茂田井さんのことを四度にわたって(内面的な、内面のこもった)と評してる。たしかにわからなくもない。

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巻末の新刊書のコーナーでふと目にとまった「ほらあなのたんけん」。内容も知らないまだ読んだことのない作品だが、そのタイトルをみただけで一瞬目が釘付けになった。

絵本じゃないが、はるか昔、自分がたぶんまだ小学生だった頃であろうか、家の近くで幾年かに一回住民たちに上映するような映画の屋外上映会で、どこの国の、いつ作られたものなのか、題名はなんだったのか、内容はなんだったのか・・など全然覚えてないが、まだ映画が好きになる前でも興奮して最後まで観た記憶の、登場人物が数人の子供たちで、ラストでは洞窟だったか洞穴から無事脱出できたという、観られるものならもう一度観てみたい作品があり、そんなことが絵本のタイトルから思い出されたのだった。有名な映画だったのか、教育映画のようなマイナーな映画だったのか、もぅなんにもわからないが・・そんなことを思い出したかな。

(映画パンフレット)『大いなる沈黙へ~グランドシャルトルーズ修道院~』

グランドシャルトルーズ1グランドシャルトルーズ2

 

 フィリップ・グレーニング監督作品『大いなる沈黙へ~グランドシャルトルーズ修道院~』

・・予告編で観た(紹介された)世界観を観てたぶんこの映画は自分の好きなテイストだろうなぁと鑑賞。

・・全編、音(音楽は無し、連打される鐘の音くらい)はあれども夢の(中に飛び込んだ)ような世界。あまりにも展開に起伏がない為、何度か鑑賞中に目がとろ~んとなったりも。その夢の中のような各シーンで自分もその場所に立ってじっと見てたり、もしくは自分もそこで参加しているような感覚がずっと続く。

映画を観る前に上映時間169分を知り、ドキュメンタリーものとか修道院ものなど堅苦しく考えたりすると長く感じたり退屈にも感じたりすると思い、オープニングシーンから一切何も考えず只々展開されるシーンをすべて受け入れボォ~と夢見心地の感覚のまま、ちょうど美術館での絵画を長時間見続ける感じで鑑賞。以前観た同じ系列?の映画「ルーブル美術館の秘密」の際にはそんなことは無かったのだが。ただ、そのおかげで長くも退屈もまったく無かった。

・・どうしても(修道院もの)というと過去に観た作品だと「尼僧ヨアンナ」「薔薇の名前」「黒水仙」ちなみにジャッキーの「サンダーアーム」は邪教だったかな?(さらにはブニュエルの「エル」なんかも思い起こされたりも)などのようにオドロオドロしいもののイメージが(個人的捉え)あったのだがこの映画については払拭されるような真逆の癒し映画。今後何度か観ても良いなと思われる作品。

・・こういった密着ドキュメンタリーとして日本でだったら永平寺なんか観てみたいね(NHKなどテレビでも過去に度々観たことあるのだが、もっとじっくり時間をかけた密着ものとして)。

・・映画鑑賞後には、気持ち良さ、心地よさと共に(欲とは)(知足とは)(満ち足りた生活とは)などいろいろ考えたりもしてしまったかな。

・・この映画のようにストーリー性のない、俗世から離れた世界を舞台にしたような、非現実的でもあり、万人受けしそうない(つまりはアヴァンギャルド的?)作品もたまに観るのもいいよね。反ハリウッド的でこういった作品、自分は大好きだなぁ。