Updated on 2月 5, 2019
(小説・エッセイ)(日野啓三)『都市という新しい自然』
日野啓三著『都市という新しい自然』(1998年)読売新聞社。
~~まず日野啓三作品のなにが良いかって・・本編を読む前からして本の装丁意匠が良い。一幅の絵画を買うようなものでもある。もぅそれだけでも満足。例えて云うなら映画「007シリーズ」の本編前のタイトルデザインのようなもの。本編をもぅ観た感、読んだ感になってしまうほど、そんな感触が日野作品にはある~~
・・古書店の棚に並ぶ数ある本のなかからひと際目立った(ギラギラ光る銀紙チックなカバーが目立った)本に導かれ、手にとり、久しぶりの日野啓三作品を買う。家に帰り静かにヒーリングミュージックを流すなかで読む。
音楽のせいでなく、抽象的表現など読んでて眠くなるような文章が続く。おなじみ夢に関するエッセイやタルコフスキー映画評、ムンク作品にいたるまでバラエティー豊富。なんだかうつらうつらと夢見心地のなか読んだ気分。
・・あらためて日野作品は意味が判っても判らなくても良いのである。この独特な雰囲気と世界が自分は好きなんだなぁ。
Updated on 9月 6, 2020
(映画パンフレット)『ひるね姫』


神山健治原作、脚本、監督作品『ひるね姫〜知らないワタシの物語〜』(2017)
(出演)高畑充希、満島真之介、江口洋介、
(主題歌)「デイ・ドリーム・ビリーバー」森川ココネ
・・テレビでの宣伝にうたわれていた‟・・夢と現実を~~“の文句に当然惹きつけられ、同じ夢ものアニメ作品「パプリカ」とはどう違うのか(どうモッテくるのか?)と期待持ちつつ鑑賞。
いろんな作品(「パプリカ」あり「君の名は」あり「クリフハンガー」あり「パトレイバー」あり宮崎アニメちっくありなど)の要素テンコ盛りの情報量目まぐるしい作品だったね。
・・映画は緻密な作画のスペクタルな展開などいろいろあったりしたけど、結局は家族の(絆の)あたたかいお話、エンディングソングの「デイ・ドリーム・ビリーバー」がすべてなんじゃないかなと率直な感想。
パンフのなかでの監督のメッセージにもあるけど自分も映画を観ながらNHKの「ファミリーヒストリー」がよぎったりしたかな。歌の歌詞にもあるように「もう今は彼女はどこにもいない・・彼女はクイーン・・」
・・ラストシーン(縁側での)の、お父さんの「分相応~」のワードに、あとそれに続くエンドクレジットでの若き日のお父さんとお母さんの出会いのくだりに特にグッときてしまった。宿命なのか運命なのか深くは追究しないけど、人間、真面目に生きていれば素晴らしい・・かどうかは分からないけど、生涯においての出会いというものがでてくるんだなぁと。これも出会う両者にとっても生まれながらの決められたシナリオのひとつだったのかね。そんなことを感じたりもしたね。
・・いやぁ、最後の最後でも刺さったね。この映画を観て出会いというものに刺さったというのも自分にとってのシナリオのひとつだったのかね?








