Updated on 1月 3, 2023
(映画パンフレット)『突破口』


ドン・シーゲル製作、監督作品『突破口』(1973)
原題「Charley Varrick」
(出演)ウォルター・マッソー、ジョー・ドン・ベイカー、フェリシア・ファー、アンディ・ロビンソン、ジョン・ヴァーノン、シェリー・ノース、ノーマン・フェル、
(音楽)ラロ・シフリン
・・昔から井筒監督が好きだということで有名だよね。
自分は一度テレビ(吹き替えでなく字幕スーパーでだったと思う)で、なんとなぁく観た覚えがある程度(そんなに良いものなのかどうか・・という特に面白かった感は正直なかった)。
・・と、先日、とある古書店であまりこれまで目にすることのなかったこの作品のパンフを購入。久しぶりに二度目の鑑賞。
痛快!面白い!・・というより、なにより安心して落ち着いて全編観られたっていう感じ。印象。
「ダーティーハリー」の監督ということもあってバイオレンスさもあるが、それほどの衝撃やグロさもなく(「ノーカントリー」のアントン・シガーをおもわせる殺し屋モリーもそんなに怖くなく)エロもなく(だいたい主人公が地味な風貌ウォルター・マッソー)、けっきょく“最後は主役が勝つ”ということから(お決まりぐあいに)淡々と観られたかな。
音楽は巨匠ラロ・シフリンとあってこの映画がダーティーハリーじゃないけど劇中のノリはまさにダーティーハリーの感じ。
また、飛ぶ複葉機を観るとどうしてもヒッチコックの「北北西~」がダブってしまう。
冒頭の“燃える”タイトルとラストカットへの伏線(つながり)ぐあいがシックリきてよかったな。
・・映画の原題はたしか「Charley Varick」(主人公の名前だよね)のはずだったと思うけど、パンフをみると、あたまに“Kill”がついてる。
・・これは間違い?
Posted on 2月 28, 2017
(小説・エッセイ)『ゲルマニウムの夜』
第119回芥川賞受賞作品、花村萬月著『ゲルマニウムの夜』(1998)文芸春秋。
・・毎度のことながら、古書店にてパンフレットを物色してると“おや、珍しい”とこの作品の映画パンフを安価にて購入すると、これまたいつものことながらまずは原作を映画を観る前にとすかさず購入。
・・中身の感想よりも、まず、本の表紙のフランシス・ベーコンの絵をみて、未読状態でありながらこの小説が何かタダモノでないものがあると表紙から思ったりと(けっきょくすべて読んで挿絵の薄ピンク色した怪物がなにか男根のように見えてなるほどなぁ、やっぱり世界観にあってるかな、など思ったり。
・・この本を読む直前や、ここ最近続けて何冊か読んでる(同じく芥川賞作家の)村田沙耶香原作の影響あったのか(免疫がついたのか)この萬月作品の性描写に関してもそれほど過激さは感じられなかったけど(生々しさも慣れたかな)、さすがに殺人や傷害での描写での例えばとび出た睾丸や、バットで後頭部を殴った際の眼球のとび出しには思わず眉を顰めてしまう程のクルものがあったなぁ。
・・官能小説と云っていいのか、痛々しい、毒々しい、生々しい性描写多彩な花村作品・・これからも読んでいこうと思う。








