(映画・芸術・芸能)『未知の表現を求めて~吉原治良の挑戦~』

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 存在を初めて知り、影響を受けた雑誌 『みずゑ』

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2016年、芦屋市立美術博物館で開催された、前衛画家であり前衛美術グループ「具体」の確立者の吉原治良(じろう)の作品展パンフレット『未知の表現を求めて~吉原治良の挑戦~』芦屋市立美術博物館(2016)。

・・現在、特に ”前衛もの” ”抽象もの” に強く惹かれる自分にとって吉原治良の存在を知ったのは今年の春だったか、夏だったかの或る立ち寄った古書店で手にとった雑誌「みずゑ」(1973)で特集されていた号をペラペラ立ち読みして関心。特に表紙の作品の円(黒地に白の円))から強烈にインパクトを受け、この吉原という画家はなんぞや?と関心をもったものだった。

・・そして先日、内容によりタマに見る日曜美術館(NHK)後の15分間の”アートシーン”で思いがけずこの展覧会が紹介されているのを見てびっくり(それまで展覧会についてチェックせず、やってることを知らなかった)。しかももう終わる間際だと知りあわてて行こうと決断。芦屋だけでなく大阪などの前々から行ってみたかった(万博記念公園など)ところなど計画していざ美術館へ。

・・当日は芦屋市による文化の日?ということで、隣の谷崎潤一郎記念館ともども入場料が無料だった(ちょっぴりの喜び)。

・・それよりもこの吉原氏、画家として「具体」の中心となり多くの作品を描きながら且つ数多くのイベントなどのプロデュース的役割にも携わったマルチな人物であったと改めて知った(昔からこういうマルチな活躍ぶりする人物には惚れ惚れと強く惹かれるものがある)。中には映像作品も手掛けるなどし、館内のテレビモニターでも紹介されたりしてた。展示品でも影響を受けた「みずゑ」の表紙にも円の作品も屏風のような巨大な額での”黒地に白字の円””白地に黒字の円”など眼前にズッシリととび込んでくる作品に圧倒された。

・・数々の作品のインパクトには既に自分の脳裏に埋め込まれ自分にとっての血や肉に値するものとなったであろう。

(映画パンフレット)『20世紀ノスタルジア』

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 原将人監督作品『20世紀ノスタルジア』(1997年)。

・・古書店のパンフの束から見かけ、”おや、珍しい、そぅいえばあったな~”と安価もあって(実際の価格は千円。当時にしてはちょっと高いなぁ)購入し、映画を初めて観ることに。

・・えっ!この映画ってミュージカル映画だったの?と思わせるような、急に歌いだすくだりの盛りだくさんに正直観てるこちらが恥ずかしくなってしまったりも。

主演の二人のちょっとギコチナイ気味の会話のやりとりを観てて『キッチン』(森田芳光監督)での川原亜矢子さんと松田ケイジさんが一瞬よぎったりなど。しかもこっち「20世紀」の方はなんだか恋人のイチャイチャぶりをずっと見せつけられたような怪作だったな(貶しではない)。

劇中、お互いをHi-8のビデオカメラ(自分も何台か持ってた、懐かしい。・・懐かしいと云えば、劇中の広末さん演ずるポウセ同様、自分も学生時代ずっと放送部に所属してて放送室内での編集や、昼食時間には放送室へ食事を持っていくなど楽しい日を送っていたりしたなぁ・・)で撮り合っているのを観て、これまた他作品だが、ATG映画の「午前中の時間割り」での8ミリフィルムでなくビデオ版の撮り合いだなぁなど思ったりも。

・・まぁ、なにはともあれ怪作ではあるが、すべては若き初々しい主演の広末さんあっての映画だね。

・・”怪作”でまたひとつ思い出したことが。昨日、日本映画史上怪作のひとつとして名高い「北京原人」をレンタルで借りた。まだ未観だが、どんな映画なのか楽しみにしている。

怪作万歳。