Updated on 1月 23, 2023
(映画パンフレット)『サスペリアPART2』


ダリオ・アルジェント脚本、監督作品『サスペリアPART2』(1975年)
原題「Profondo Rosso」
(出演)デヴィッド・ヘミングス、ダリア・ニコロディ、ガブリエレ・ラヴィア、
(音楽)ゴブリン
・・映画「サスペリア」よりも前につくられたにも関わらず公開が後になり、ヒットした「サスペリア」にちなんで何の繋がりのない本作を”PART2”としたエピソードは有名。
・・先日、ふと立ち寄った書店の映画書籍コーナーでみかけた新刊書「100人の映画ジャンキーが選ぶ最強ミステリ映画決定戦」という本をペラペラ立ち読みしてみると、その中での”オールタイムベスト”の第一位にこの作品の名前が。・・え?そんなに人気あるの?そんな映画だったっけ?と、もぅ今では遠く昔に一、二度観た記憶の薄いこの映画についてかなり気になりだすと、さっそく家に帰って以前DVDに録画保存していた(けっこう探した)のをもう一度(確認を含め)鑑賞。
・・やっぱりと云うか、冒頭から劇中に何度か流れる子守唄が気持ち悪く怖い。内容は正当なミステリ映画にも関わらず殺人シーンについては相変わらずのアルジェント映画だなぁと思わせる程のグロさがいいね。そしてこの映画最大の仕掛け(トリック?)のくだりは、特に集中して観ていると、”あぁ~やっぱり映ってる・・”という確認もできた心地良さ。
結局立ち読みした本のおかげで、今となっては忘れかけていた映画のもう一度観たことによっての納得感と気持ちよさがあったかな。
・・付随したこと最後にもうひとつ、このあいだ観た再放送『古畑任三郎』の第二シーズン6話(クイズ王の唐沢寿明さん主演)での密室現場から立ち去るトリックはまさにこの映画(サスペリア)を参考にしたのかな(三谷さんによる脚本)?
Posted on 10月 9, 2016
(小説・エッセイ)『授乳』
芥川賞作家、村田沙耶香のデビュー作『授乳』(2003)講談社。
・・今回(155回)の受賞により初めて著者と作品を知り、様々なメディアやネットなどによる情報から受賞作は勿論のこと、他の作品も読んでみたくなり一気に5冊を買いこれから村田ワールド(ネットの情報では”クレイジー沙耶香”の異名をも持つほどのエロにグロに過激な作品が多いとの)に入ってみようかと期待したうえ、さて、どれから読んでみようかとちょっと考えた末、受賞作、というよりはその発端となったもの、原点となったものから読んでみようかと思いこの本を最初に読むことに決めた。
・・感想という前に、まず作風、雰囲気、世界感は良かった。自分の期待に外れてなかった。
官能小説と云っていいか、サド小説と云っていいか、それはどう捉えてもいいのだが、ちょうど自分の明晰夢時の性的快楽を貪り味わう世界のような描写に読み心地あり。
主人公の直子は中学生。ニンフェット的少女としては「ロリータ」のドロレスもいるが、この作品内、先生とのゲームでの直子の痴女ぶりにう~ん、こういう子、世の中に居るのかなぁと・・せめて痴女はいいとして、ゲーム内容もいいとして、せめて高校生以上のオマセな(体も心もそれなりに発育した)子だったら自分的にはすぐに飲み込めたかも。
ラストはさらっとした展開だったが、田中慎弥「共喰い」の世界を感じたねちっこい世界に好感触。
・・これで次に読もうと決めた受賞作「コンビニ人間」に果たしてつながっていくのだろうか?どぅだろうか?・・やっぱり「殺人出産」にしようか、「星が吸う水」にしようか・・。これからのクレイジー沙耶香ワールドに期待大。








