(映画パンフレット)『機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編 』

  富野喜幸 原作、総監督作品『機動戦士ガンダム III めぐりあい宇宙編 』(1982)

  英題「MOBILE SUIT GUNDAM III」 

 (声の出演)古谷徹、鈴置洋孝、池田秀一、井上瑤、鵜飼るみ子、白石冬美、古川登志夫、他

  ~テレビ版の第31話から第43話までを再編集~

・・当時、特にアニメーションに関しては関心のなかった自分にとっても(無理なく)弟が関心もって観てた傍でなんとなくだがこの最初のガンダムは観てた(流れでいうとヤマト、銀鉄999は当時の子供たちにとっては避けられない)。その流れというのか劇場版ということで、じっさい劇場では観てないが三部作ひととおり観たかな。

映画を観てからだいぶ経って記念というよりも何かしらの情報(まだその頃ネットもなかったし)を得たいがためかシネショップや古書店でパンフを購入した。

たしかにパンフじたい厚く制作過程やイベントの様子など中身が充実してる。今見返すに声優さんの顔写真もみんな若い。買って持っておくに損はない。

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(それから何年も経った現在、2021年)・・アニメファンでは常識らしいかもしれないが、この期になって、ふとしたことから自分も情報で同じ富野作品でも『イデオン』の方が凄いというのを知りテレビシリーズは長いので劇場版だけでもと関心を寄せてる。というか全部観てないうちに、その語り継がれてる最後のさいごのシーンを先に観てしまった(みんな死んでいきエーテル体じゃないがスピリチュアルな世界へと・・)からにはガンダムの世界を軽く超えた衝撃度に単なる宇宙戦争だけでない、なにか壮大なものを感じ、ガンダムどこではないな・・など今になって遅ればせながら知ったしだい。

(映画パンフレット)(原作松本清張作品)『顔(松竹中央劇場)』

  松本清張原作小説を映画化(初の長編映画化)、井手雅人脚本、大曽根辰保監督作品『顔』(1957)松竹中央劇場版パンフ

  英題「FACE」

 (出演)大木実、岡田茉莉子、笠智衆、山内明、森美樹、宮城千賀子、

 (音楽)黛敏郎

 ~原作での主人公(男性俳優)から映画では女性のファッションモデルに変更~

・・まずパンフから。こちらは別バージョン(松竹ウィークリー版)とはちがい同時上映作品の上となってる。レイアウト構成の段階で関わった人によって上下によるメイン・同時上映と判断したんだろうか。

・・そして本編を鑑賞。まず最後まで観て、なにがスリラーだったかって、目を見開く岡田さんの顔が怖い。共演の大木さんは同じく清張映画の傑作『張込み』での刑事とは真逆な汚れ役というのか、先に『張込み』を観てのこちらの作品だったんで役とはいえ堕落ぶりに(しかも可哀そうな死まで)気の毒に思えて。笠さんの長谷川刑事ぶりには『点と線』での鳥飼刑事を思わせられる穏やかだが常に疑問をもつ執念深いキャラにもみえたかな。

個人的には特に印象に残ったオープニングとエンディングから、まず列車のシーンから始まるというその後の清張映画でもあるくだりからだが、走る列車から飛び降りた男から(初見時はホントにスタントマンでも使ったのかどうやって撮ったんだとビックリしたが後年DVDでスローにして観てると手前に立つ駅員の死角となった背中向うにスタンバってたんじゃと推測するが)殺人シーンにいたるまでヒッチコック映画(疑惑の影など)タッチにも思うたりと。ラストも砂の器同様見届ける二人の刑事と犯人とのシャレたフィルムノワールを感じたものにも。

・・プログラムピクチャーとはいえ犯人確保に向かう長谷川刑事(笠さん)のポツリポツリ云う台詞が重く響いた。記録として書かざるを得ない。グッと刺さった。

「・・東京には色のついた明かりが多すぎるよ・・色のある方に値打ちあるとおもったのかな?・・(劇中の主要キャラの)4人とも東京の色のついた明かりの方にみんな命懸けで懸けたんだね・・可哀そうな奴が霧の中をさまよっているんだね・・」