(映画パンフレット)『ヴィデオドローム』

  デビッド・クローネンバーグ脚本、監督作品『ヴィデオドローム』(1982)

  原題「Videodrome」

 (出演)ジェームズ・ウッズ、ソーニャ・スミッツ、デボラ・ハリー、ピーター・ドゥヴォルスキー、

 (音楽)ハワード・ショア

 (特殊メイク)リック・ベイカー

・・(難解)と括るよりも意味など求めたりせず自分の夢でもしょっちゅう見るようなイメージ的コラージュ映画として全編受けとめるとべつに混乱もないし各カットの描写を素直に楽しんでいる・・としてじゃないとね、ついてけない人もいるしね。無理に解釈しない。

・・パンフに関しては(発行種類も数少ない)ユーロスペース版の600円とは思えない充実満載で、これこそ理想的パンフレットだよなぁと毎度中なかを読みながら思うね。とくに30頁にわたる監督と手塚真による対談も充実。そのなかで自分も気に入った監督の言葉・・

【夢のようなこと】「・・映画は夢のようなことです。それぞれに解釈されればいいことです。映画の中では夢を見てる時と同じような感覚です。劇場を出たら夢から覚めるのと同じことです。それで夢を思い出してそれを自分で解釈したりしなくちゃならない。今はもう自分は覚めてるわけだから、夢ではない。・・」(パンフ参照)

→ そぅ、まさに自分も共感、というか自分もそう思ってる。映画を(日々の夢のように)毎日みるわけでもなく、観ようと決めた際の映画もその時その時の心情によってかわってくるもの、それ以前に映画を観たくなる時観たくない時期というものもある。自分だけでなく多くの人も同じだと思うんだがまさに映画と夢はなにか別物とは言い切れないものがあると感じるね。

(映画パンフレット)『午後の遺言状』

  新藤兼人脚本、監督作品『午後の遺言状』(1995)

  英題「A Last Note」

  (出演)杉村春子、乙羽信子、朝霧鏡子、瀬尾智美、松重豊、上田耕一、永島敏行、倍賞美津子、 観世栄夫、麿赤児、

  (音楽)林光

   ~1996年、第19回日本アカデミー賞最優秀作品賞受賞~

・・公開時劇場にて鑑賞。コミカルにもシニカルにもお茶らけなく真面目になるで舞台劇を観てるようなお芝居だったね。死生観も強かったけどそれほど悲壮感なくて熟年俳優たちのほかにも初めて知った若い瀬尾智美さんなどもあり(とつぜん露わになった裸体には監督やっぱり好きだなぁと)さらsiine には林光さんのメインスコアのバイオリン曲がまるでモーツァルトを聴くかのようにより作品に高尚さが加わった感あったね。メインテーマを聴くだけでもサントラがほ

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・・と、20年以上ぶりに映画を観た。やっぱり十代や二十代の若者が観る捉えとある程度歳を重ねての鑑賞とでは楽しみぐあいが(理解度も含め)違うね。より蓼科に行きたくなったなぁ。改めて映画を観て自分が思うにこの映画の主人公はと考えても俳優以上にまずこの舞台となった緑多い「蓼科」じゃないかなと思う。

・・蓼科に行った際もこの映画のことが頭にあったせいか、メインとなった別荘宅がどこで撮影されたのかは分からなかったが、数回映ったヴィーナスラインや主人公たちが昼食をとった蓼科湖畔のホテルなど「ここかぁ」など浸ったりしたかな。

・・今ちょうど現在、と云うかこれまで自然のないビル群や無機質な街中で生活してると青々した樹々のなかに居たいなぁなどと駆られるのも無理ないと・・この頃になって無償に思ったりもしている。最近になって(購入した本の影響もあってか)グラウディング(アーシング)に惹かれている。作品賞を獲ったからということでなく、自分に影響を大いに与えてくれた日本映画の一本となってる。

・・『今朝の秋』も観たくなったなぁ。