(映画パンフレット)『エンジェル ウォーズ』

  ザック・スナイダー原案、製作、脚本、監督作品『エンジェル ウォーズ』(2011)

  原題「Sucker Punch(不意打ち)」

 (出演)エミリー・ブラウニング、ジェナ・マローン、バネッサ・ハジェンズ、アビー・コーニッシュ、ジェイミー・チャン、

  (音楽)タイラー・ベイツ

・・監督オリジナル脚本によるアメリカ版セーラームーンかプリキュア?ただ、単に悪者が出てきて退治するだけのストーリーでなく現実と空想というか虚構の世界を混じらせた或る意味悲しい展開に(『パンズ・ラビリンス』なんか思い出されたり)アクションだけのB級映画ではないことにより登場人物に惹きつけられる。

・・と、堅いことなしに(つべこべ云わず)もぅ主演のエミリー・ブラウニングありきの映画でしょ?彼女の立ち回りを観たさに劇場に行くようなもんでしょ。コスプレぐあいも(女優としての彼女からしてそうだが)少女と大人の女性の間の年齢感思わせる、それこそコスプレというかロリータファッションにも見える衣装に個人的には萌えたというのかな。さらにパンフ内の各スナップの彼女の恰好の良さたるわ・・裏表紙の戦闘時においての(鎧着た巨人は『未来世紀ブラジル』などからのオマージュキャラ?)刀片手にしゃがむ姿もまるでアニメキャラのよう。

小柄でコケティッシュな彼女を今作で初めて知ってからは(厳密にいうと過去には『ゴースト・シップ』を観てるが彼女目当てでもなく、どの役だったかも忘れてる)当然の流れというか『レモニースニケット~』や『スリーピング・ビューティー~』を観た(『エンジェル』のイメージのまま『スリーピング』を観ると或る意味ショックだけどね)。・・これからどういう女優になっていくのか楽しみだね。

・・映画は良かったんだけどね~、(苦言)パンフの全ページにわたって字が小さい!目を凝らさないと読めない。わざと?っていうくらい小さかったね。これにはちょっといただけない。あと、中身に関しては登場人物の各キャラのスナップは満載してるし経歴からインタビューもあるなど良いが、エッセイに関してはライターの渡辺さん一人のみで(個人的には銃などの詳しい情報はいらない)、特にタメになる情報ページはない。

・・タイトルに関してはやっぱり邦題の方がいいよね。カタカナ表記で「サッカーパンチ」って書かれても??意味がね。

(映画パンフレット)『麻雀放浪記』

  阿左田哲也原作小説を映画化、和田誠脚本、監督作品『麻雀放浪記』(1984)

 (出演)真田広之、大竹しのぶ、鹿賀丈史、高品格、加賀まりこ、名古屋章、加藤健一、

 (主題曲)「東京の花売娘」岡晴夫

・・公開時は映画の存在も知ってて予告やらコマーシャルでしょっちゅう観てたが、いかんせん、まだ幼かったか麻雀を知らなかったんで大人の映画と捉えてた。

高校生になって同級生のH君が麻雀好きだったか、この映画が好きだったのか、「東京の花売娘」を休み時間などに口ずさむのをよく聞いてたりしたり、あと、この映画のいろんなシーンのモノマネなどしてたりしてねぇ(今思うに当時まだ映画を観てなかったんで似てるかどうかも判らなかったけどね)。それがどういう成り行きでか文化祭での出し物まで話が進んでいくとは・・そんな思い出が個人的にはあるね。

それからかな・・麻雀のやり方を教わったりで、この映画を(原作は未読のまま)観ようと。

・・イラストレーターによる初監督作とは思えないくらいの完成度に(なんの違和感もなくまるで職人技のような中身に)普通に絶賛。劇伴もなく、うるさくもなく、さりげなく流行歌が流れる程度のまさに戦後間もなくのまだ貧しかった日本の世界観に余韻たっぷり受けたね。H君のごとく東京の花売娘を口ずさんだりしたね。

・・役者では(賞を獲ったから関係なく)やっぱり高品格さんがいいね。っていうか、やっぱり自分は表に立つ主役よりもバイプレーヤーばかりに目がいってしまうんだよね。加賀さんもよかった、加藤さんもよかった、名古屋さんもよかった・・みんな静かに落ち着いた大袈裟でないやりとりだったよね。

全編モノクロもよかった。終わり方の「終」のテロップにかぶさる鐘の音も古き日本映画を観るようでクレジット無くスパッと終わるのも良い。