Updated on 6月 5, 2026
(映画パンフレット)『エンジェル・ウォーズ』


ザック・スナイダー原案、製作、脚本、監督作品『エンジェル ウォーズ』(2011)
原題「Sucker Punch(不意打ち)」
(出演)エミリー・ブラウニング、ジェナ・マローン、バネッサ・ハジェンズ、アビー・コーニッシュ、ジェイミー・チャン、
(音楽)タイラー・ベイツ
・・監督オリジナル脚本によるアメリカ版セーラームーンかプリキュア?ただ、単に悪者が出てきて退治するだけのストーリーでなく現実と空想というか虚構の世界を混じらせた或る意味悲しい展開に(『パンズ・ラビリンス』なんか思い出されたり)アクションだけのB級映画ではないことにより登場人物に惹きつけられる。
・・と、堅いことなしに(つべこべ云わず)もぅ主演のエミリー・ブラウニングありきの映画でしょ?彼女の立ち回りを観たさに劇場に行くようなもんでしょ。コスプレぐあいも(女優としての彼女からしてそうだが)少女と大人の女性の間の年齢感思わせる、それこそコスプレというかロリータファッションにも見える衣装に個人的には萌えたというのかな。さらにパンフ内の各スナップの彼女の恰好の良さたるわ・・裏表紙の戦闘時においての(鎧着た巨人は『未来世紀ブラジル』などからのオマージュキャラ?)刀片手にしゃがむ姿もまるでアニメキャラのよう。
小柄でコケティッシュな彼女を今作で初めて知ってからは(厳密にいうと過去には『ゴースト・シップ』を観てるが彼女目当てでもなく、どの役だったかも忘れてる)当然の流れというか『レモニースニケット~』や『スリーピング・ビューティー~』を観た(『エンジェル』のイメージのまま『スリーピング』を観ると或る意味ショックだけどね)。・・これからどういう女優になっていくのか楽しみだね。
・・映画は良かったんだけどね~、(苦言)パンフの全ページにわたって字が小さい!目を凝らさないと読めない。わざと?っていうくらい小さかったね。これにはちょっといただけない。あと、中身に関しては登場人物の各キャラのスナップは満載してるし経歴からインタビューもあるなど良いが、エッセイに関してはライターの渡辺さん一人のみで(個人的には銃などの詳しい情報はいらない)、特にタメになる情報ページはない。
・・1950~60年代版のセーラームーン(少女モノ勧善懲悪アクション)かと思いきやの「ダンサーインザダーク」を思わせられた、或る意味エミリー・ブラウニングによるフェチ的映画だったとも否めないが、キーとなる(ロボトミー手術)をも感じるうえで「あぁ面白かった」では済まされない余韻だったね。 または「インセプション」をも思わせられる多層世界、「大脱走」のようなチームによる脱走劇、ディストピア世界「未来世紀ブラジル」感、とはいえ、この映画、どこからどこまでが現実で、どこからが空想世界だったのか、主人公のベビードール(名前がいいよね、エリア・カザン監督の同名作品も思い出される)の他の4人は本当に実存したのか、あるいはベビードールの脳内でつくった架空のキャラだったのか・・など、ついつい考えてしまったね。
まぁ、とにかくなんといっても、この映画は主演のエミリー・ブラウニングのための映画。これを観たことによって、ルックス、演じぶりがこの作品を上回るものが無くなるくらい、脳内にインパクト植え付けてしまったかな。他の同じ世代の役者には無い「妖艶」がある。
あと、この映画であらためて「ロボトミー(手術)」に関して知りどういうものだったのか教養のひとつとして調べてみたくなった。だいぶ昔に観た「カッコーの巣の上で」の時だったか、漠然とそういうことがあったなど知ったが、まだ若かったか、ピンとこなかったのはむしろ止む終えない。歴史的事項として実際にあったこととして(映画を通じて)真面目に受け取らねばならないと。そしていかに残酷だったか、無慈悲だったか。
・「ロボトミー手術」Lobotomy・・前頭葉白質切載術。うつ病や統合失調症、精神障害患者に施したりした治療法。脳内の前頭前野の神経線維を切断すること。
・・タイトルに関してはやっぱり邦題の方がいいかな。カタカナ表記で「サッカーパンチ」って書かれても??意味がね。