(映画パンフレット)『コックと泥棒、その妻と愛人』

  ピーター・グリーナウェイ監督作品『コックと泥棒、その妻と愛人』(1989)

  原題「THE COOK,THE THIEF,HIS WIFE AND HER LOVER」

 (出演)リシャール・ボーランジェ、ヘレン・ミレン、マイケル・ガンボン、アラン・ハワード、ティム・ロス、

 (音楽)マイケル・ナイマン(一度聴いてしまったら耳にこびり付く反復曲)

・・4本立てオールナイト上映のなかの一本として鑑賞。いま思うと、グリーナウェイ作品を4本のうちのひとつとして観たのはなにか勿体ないような。贅沢だったような。この作品で初めて監督を知る。

・・こういう一癖も二癖もある(作家性の強い)作風は観てヤミツキになるか、まったく受け入れられずの両極端じゃないかな。自分は当然ながら以後も他の作品を観出したね。

ほんと、さすがに、眠気もブットンダ身の毛が逆立ったフィナーレのグロテスクなご馳走には逆に快感というか爽快だったね。あとは全編にわたっての部屋ごとの色調分けた世界観が印象に強く残ったこと。それに延々とかぶさるナイマンのスコア。

(映画パンフレット)「クリッター」

  スティーブン・ヘレク監督作品『クリッター』(1986)

  原題「Critters」

 (出演)ウォレス・ストーン、エメット・ウォルシュ、ビリー・グリーン・ブッシュ、スコット・グライムス、テレンス・マン、

・・ちょうどグレムリンを観る感覚でホラーとしてでなくクリーチャーの動きっぷりを観たくてたしか鑑賞したかな。

「E.T」でもお母さん役演じたディー・ウォレスさんは良かったけど、バウンティーハンター役のテレンス・マンさんには「コーラスライン」の振り付け師が強烈に印象に残ってたんでちょっと違和感だったなぁ。あまりにも振り付け役がバッチリはまってて(記憶に残ってて)この映画でのハンター役が馴染めなかったような。

ちゃんとサントラLPレコードも買ってお気に入りエンド曲「Critters Skitter」は何度も聴くお気に入り曲。

・・パンフ表紙のレイアウトデザイン的にはクリッターメインに真ん中の寄り添う家族はいらないんじゃないかなと。いろんな可愛らしいものから凶暴ものまで劇中の様々なクリーチャーたちの写真でも良いが手描きだったら個人的には満足。続編の『2』は大きくクリーチャー一体でイラスト調でいいんだが、逆にちょっと物足りない感も。