Updated on 1月 24, 2023
(映画パンフレット)『ピラミッドの彼方に~ホワイトライオン伝説~』



リキ・ニノミヤ脚本、中島紘一監督作品『ピラミッドの彼方に~ホワイトライオン伝説~』(1988)
英題「Beyond The Pyramids: Legend of the White Lion」
(出演)アンヌマリー・マクエボイ、エドウィン・マヒンダ、トレイシー・B・スウォープ、アーノルド・ジョンソン、アート・ヒンデル、
(音楽)溝口肇
・・ジャッキー主演の『ポリスストーリー2 九龍の眼』との同時上映で鑑賞。
「別世界」という夢の中の世界のようなパラレルワールドをも思わせられる、ソウルメイトとの冒険のようにも思えたスピリチュアルな映画だった印象。ラストは「テラ戦士Ψ BOY」なんかを思わせたりなど、全般に刺激的なCG処理満載なファンタジーな映画だったというよりもこじんまりした良質な教育映画(子供の頃よく観た)っぽい観心地だったね。設定的にも「星の王子さま」や「千と千尋の神隠し」「美しき冒険旅行」なんか観ながらよぎったりしたね。
・・なかなかピラミッドやスフィンクスの前で撮影できたなんて(しかも堂々と近くで)貴重なんじゃないかな。絵的にもあんまり観ないよね。子供たち演じてるバックにドカンと大きく映ってるのを見ると結構インパクトあるよね。
Posted on 3月 4, 2019
(映画パンフレット)『パプリカ』



筒井康隆原作小説を映画化、今敏監督作品『パプリカ』(2006)
・・覚醒時でない時(夢見時)の脳裏をD.Cミニをつかっての映像化した正しく夢のような映画。そのD.Cミニでもいいし、『ストレンジデイズ(キャスリーン・ビグロー監督)』でのスクイッド(五感体験ディスク)でもいいから将来科学のチカラで実用化できないものかね。
・・たしかに劇中の夢見時の現実離れした幻覚的非現実的なアクションも良かったけどもうちょっと欲云えばブニュエルやベルイマンやコクトーなどの作品に観られるようなもっとブッとんだグロテスク感あるような気味悪さも欲しかったなぁ。夢に恐怖感が欲しかった。
・・あらためて今監督作品を観てきて緻密なレイアウトからキャラクターたちの動き、背景の緻密ぐあいなど観ててアニメとはいえ実写映画のように観れる世界に惚れ惚れし、もう監督作品が観られないことを思うと日本のアニメ界においても残念に思うね。






