Updated on 12月 12, 2018
(書籍)(アメリカ横断ウルトラクイズ)『第4回アメリカ横断ウルトラクイズ』
『第4回アメリカ横断ウルトラクイズ』(1980年)日本テレビ出版
クイズ王(上田由美) 優勝賞品(自分で組み立てなければならない小型飛行機)
・・この大会も記憶に残るもののひとつで優勝は”ハチマキ娘”こと上田由美さん。優勝商品の自作飛行機「スピリッツ・オブ・イチカワ」の飛行はされたか?なにで知ったかは忘れたが、その後上田さん(旧姓)は飛行機に関するも関するスチュワーデスになったというらしい。ジャンケンで、もしハチマキを貰わなかったらとかよく思われたと思うがやはり無くても実力がすべてだったんだろう。
ただこの大会で自分が一番応援してたのは準優勝の松澤典子さんだった。理由は単にアイドル視する感じのキャラクターとして。決勝で敗れてパンナムビル屋上の階段をひとり荷物を引いて去っていくあの姿は大会史上もっとも寂しい光景のひとつとして自分としては挙げる。
・・と、なにが可哀想かって各大会の準優勝者はクイズに負けて悔しいわ、罰ゲームもないわで一番中途半端じゃないかと思う。罰ゲームしたことによってより記憶に残ることや罰ゲームでないと体験できないようなことを各大会は用意されてるので逆に罰ゲームを受ける方が参加者にとってはありがたかったのではと個人的には思うものも。この大会でもサンフランシスコでの罰ゲームで、あのアルカトラズ刑務所(使われていた)に一泊という、普通では一般の人には経験することのできないことのように負けたことによって体験できたなどのようなことも(後日第5回大会の際にも書くと思うが”闘牛”もあったよね)あるからね。
・・他にこの大会での記憶を思い起こすと、イエローストーンで敗れた優勝候補のひとりだった永田さんが悔しさに号泣した際には子供ながら観てた自分にとってはちょっと引いた感じだった。あとはアルバカーキで敗れた”中谷のおっちゃん”も個性的で面白かったね。
・・とまぁ、この4回大会もそうだし特に一桁の大会までは大学のクイ研の参加者もそれほどなく純粋に大人たちの大会で観てて面白かった。実力云々でなく、偏りもなく、男女年齢も幅広く参加者たちにバラエティーに富んで絶対面白い・・と、個人的感想。