(書籍)(夢に関する本)『夢の読み方 夢の文法』

 川嵜 克哲著『夢の読み方 夢の文法』(2000)講談社プラスアルファ新書

「・・夢のことを考えていくことは、夢占いのようにチャラチャラしたものでなく現実とはなにかということを考えていくことと深く結びついている。本気で自分の夢のことを考えることは非常に厳しく自身が生きている現実のこと吟味していくことにつながっていく・・そうすることによってそのヒトの現実が変化していくことも起こってくる。」

「夢というものはストーリーも滅茶苦茶でデタラメだと思ってる人もいるけど、それほどいい加減でない。気をつけて自分の夢をみてみると判るのだが心がある状態にあるときにはそれに応じて夢もだいたい決まったパターンを描く。・・ある種の夢はある境位でなければ現れてこないといってもいいと思う。・・夢は夢なりの文法にそって必然的な順序で展開していく・・夢が変わりだすことはとても大きな変化であり現実でのその人の在り方や状況も変わってくる可能性が生じる・・。」

・・文面のなかにひとことも(予知夢)の単語が無いのだが、著者の云わんとしてることを考えると或る意味未来のこと(先々のこと)を夢にみることによって後に現実として起こるということであろうなぁ。「・・夢占いのようにチャラチャラ~」には笑ってしまったなぁ。とはいえ、いまでも新刊書店で売られてる本に夢占い本(~の夢は~意味があるなど)がある。もぅいいでしょ。万人がそうでないんだから。