Updated on 1月 1, 2023
(映画パンフレット)『竜二』
![竜二1](https://tetsuyayumenikki.com/wp/wp-content/uploads/2018/12/ee51db2dbdcaa93612689c6155568051.jpg)
![竜二2](https://tetsuyayumenikki.com/wp/wp-content/uploads/2018/12/ea2f9e03ce9d98b391a3603c6cb54198.jpg)
PRODUCTION RYUJI(金子正次)製作、金子正次脚本・主演、川島透監督作品『竜二』(1983)
英題「RYUJI」
(出演)金子正次 、永島暎子、金子もも、佐藤金造、北公次、
(主題歌)「ララバイ」萩原健一
・・日本映画史においてもセンセーショナルな話題のひとつとなった作品だったよね(主演の金子正次さんの公開すぐの死)。現在も存命であればどんな役者さんであったかなと思ったりするよね。この映画の中身云々よりも、もっと大きな意味で金子正次という男の生きざまにどうしても惹きつけられる。個人的に思うには松田優作さんよりもカリスマ性あるようにもみえる。で、自分も金子さんのように生きたいかというとそうじゃないが、惚れる、憧れるというディープな捉えじゃないが今でも気にはなるね。歴史的偉人のような何かすごい存在感(オーラが)あるよね。
・・映画を初めて観た時には既に「仁義なき」シリーズの方を観てたりしてたので正直地味だなぁとあまりピンとこなかったけど、歳を重ねて改めて観ると・・違う、・・やっぱりこちらの作品の方が心に突き刺さる。血みどろの銃撃戦だけがヤクザ映画じゃないとね。
十代二十代に観て、ラストでもなんでひとり行っちゃうんだろ?・・というのも今や切なく観ちゃいられないような悲しさが映画全部を包み込んでいるように思われる。萩原さんの歌もなんだかやるせなく切なく聴こえる。