(書籍)(夢に関する本)『おかしな人間の夢』

 文豪ドストエフスキー原作『おかしな人間の夢』(2006) 論創ファンタジー・コレクション

 英題「The Dream of a Ridiculous Man」

・・ダンテの神曲(煉獄篇)を読んでる最中に並行して気分転換にと絵本を読む感じでサラリと読んだのだが・・、ピストル自殺をしようとした男(いわば人生の挫折期に)が突如現れた女の子に会ったあと見た夢の中でいろいろ思うこと告白するなど、得体のしれない何者かと会話をし、宇宙のまるで天国のような星々に行ったりなどそこに住む人たちの平和と至福に満ちた生活を体験するなど・・これってまるでここ何か月とずうっと読んでる「神曲」じゃない・・。

自殺を食い止めるにいたった女の子はベアトリーチェの化身?夢の中での得体の知れない男はウェルギリウス?宇宙での平和な星はまるで天国のようなもの?

・・なんでも「神曲」のようにみえてしまう。

・・あと目立って多くセンテンスにあったのに「どうでもいいこと」が何度も出てるよね。

・・ちなみに余談ながら今日劇場で観た映画「CLIMAX」(ギャスパー・ノエ監督)はまさに阿鼻叫喚の地獄絵図(ダンテの地獄篇のよう)だったね。