(映画パンフレット)『恐怖の報酬(オリジナル完全版)』

ロイ・シャイダー主演、ウィリアム・フリードキン監督作品『恐怖の報酬(オリジナル完全版)』(2019)

原題「SORCERER」・・初公開時は「WAGE OF FEAR」

(音楽)タンジェリン・ドリーム

・・初めてフリードキン監督版「恐怖の報酬」を観るにいたって77年公開時の国際版(30分カットされた短縮版)でなく121分の完全版を鑑賞。

これまではクルーゾー版の記憶や印象が強かったせいかリメイクだということからあまり観る気もなかったのだが、完全版が上映という予告を観た時点からこれは単にリメイクしただけでなくフリードキン監督オリジナルな展開あるなぁと期待して観た。

いやぁ~、良かった!誤解してた。単なるリメイクじゃなかったね。それ以上のもんがあったね。前半もバイオレンス満載に退屈も全然なく後半も後半で緊張感あふれるサスペンス。今後も何回か観たくなるかも。

もうどこがカットされたのかなど考えることなく一作品として十分に堪能。メインとなる吊り橋のくだりも期待通りワクワク感満載。昨今のふんだんに何かとCG処理をつかうガッカリさとは違い当時はアナログにみな手作りなカット。見栄えも違う。良いねぇ。オープニングからのタンジェリン・ドリームのスコアがちょっと不釣り合いかな?と思うも、エンドタイトルを聴く時点ではサントラが欲しくなるほどに。