Updated on 1月 21, 2024
（映画パンフレット）（ATG映画）『去年マリエンバートで（初版）』
アラン・ロブ＝グリエ脚本、アラン・レネ監督作品『去年マリエンバートで』（１９６１）ATG
原題「L’Année dernière à Marienbad」
（出演）デルフィーヌ・セイリグ、ジョルジョ・アルベルタッツィ、サッシャ・ピトエフ、
（音楽）フランシス・セイリグ
*元ネタとされる小説「モレルの発明」
（舞台の宮殿・城）シュライスハイム城（現バイエルン州立美術館）、ニンフェンブルグ宮殿、アマーリエンブルグ城、→ミュンヘン
自他共に認めるもっともATG（アートシアター）映画らしい（前衛的、非商業的などの要素をふまえて）代表的な一本・・じゃないかな？。
・・現実なのか夢の中の世界なのか目くらませる世界に毎度酔いしれる。これも脚本のロブグリエの貢献も大。
ブルース・リーも云ってた「don’t think～」じゃないけど、まさにストーリーを追おうとするような映画でなく感じる映画。難解もない。ただ夢の中で延々流れるオルガン曲のなか登場人物たちが動いてるのをウットリとながめてるだけで満足のような映画。だから一般の人には眠くなろうし受けつけられない・・だろうなぁ。正直自分も初めて観たとき、二回目三度目は眠かった（じっさい眠りこけた）、それが回数重ねるごとに（と、ここまできたからにドップリ好きになってる）考えるのもやめて、ただ流れる映像を受けとめてその夢のような世界に酔いながら楽しんでいると、まぁ、生涯見続けるなかの一本だね。
・・初めてこの映画を観た時はもぅ眠くて眠くてしょうがなかったが（もしかしたら皆もそうだったんじゃないかな）、今や観るのが快感となっている自分にとって麻薬的作品となってる。なにしろ全編流れるパイプオルガンのスコアがいつまでも耳に残り酔いしれる（EPレコードの存在を知りオークションにて一万円以上払って購入した）。・・サントラできないかなぁ～。
その昔、テレビCMで流れてたパイオニアの「４チャンネルステレオ」のバックに流れてたオルガンの旋律がどうもこの映画を思われらざるをえないサウンドに気になって、なにか既製のクラシック曲を使っていたのかどうか調べてみようとしたこともあったり。
・・主演のデルフィーヌ・セイリグが本当に美しい。お人形さんのよう・・（この作品に限ってね）。
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・・この作品のパンフを皮切りに「こうだったらもっと良かったのになぁ～」の表紙デザインを独自に作ってみることにした。（理想パンフ）と云うのか（空想パンフ）と云うのか・・。
・・やっぱりポスターやチラシでのデザインでもあるように羽根つきのデルフィーヌ・セイリグと庭でしょ。
・・これから気になるパンフ（とくに表紙デザインなど）があったら自分なりに勝手に作っちゃったりしようかなど。昨今の流行りなのか、見た目これパンフ？って思うような手帳なのかノートなのかオシャレな文房具っぽい（しかも高いし）のがよく見られるため、あとは昔から持論してる主人公のドアップ顔だけのデザインに対しての不服もあったりするなどね、自分なりにこうじゃないの？っていうものを作ろうかなど勝手なお遊びのつもりで（時間があった時などに）。
