(映画パンフレット)『縄文にハマる人々』

ドキュメンタリー映画、山岡信貴監督作品『縄文にハマる人々』(2018)

  (英題)「Hooked on the Jomon」

  (出演)小林達雄、佐藤卓、いとうせいこう、デニス・バンクス、

  (ナレーション)コムアイ

  (エンディングテーマ)「煙夜の夢」森は生きている

   「・・答えは無いでっせ・・」

・・歴史を語る映画というよりアートだよね。

・・タイトルの「ハマる人」、ん?いやいや、(ハマってる)(ツカッてる)(アツい)人たちだったね。

・・パンフの表裏のデザインとナレーションのコムアイさんの声(ふだんの地声?)はポップな可愛らしさがあるね。とくにパンフのイラストをみるとそのポップさにヒルマアフクリントやニキ・ド・サン・ファルを個人的に想起。

・・ドキュメンタリーといえども、観てるあいだ波長、周波数があったせいか(これこそ映画に対しての誉め言葉)癒されるわ、出演者たちのパワフルさにこちらも圧倒されるわで「みんな好き勝手しゃべってるよ」と各人の解明することのない謎に対しての畳みかける推測や考察に呆れ関心に終始ニヤニヤしてた。

 それにしても出演者たち(若きもの無い老いばかり)みんなバイタリティーあふれイキイキしてる。仕事といえホントにその世界が好きなんだなぁ。ただ、デニケンなどが提唱したような宇宙人説を語る人はいなかったね(一人ぐらいいても良いと思ったんだけど)。

・・まぁ当然と云うか亀ヶ岡の遮光器土偶(おなじみマンホールや駅舎もね)も劇中に登場したのは嬉しかったね。まだ一度も行ったことないんで、観ながら近々本当に行こうかしらなど思ったり。

・・映画を観終わって、より内なるクリエイティブ魂に火がついたかのよう。同時にささやかな勇気をももらったかのようだった。

  

(映画パンフレット)『レイブンズ』

  マーク・ギル脚本、監督作品『レイブンズ』(2025)

  原題「Ravens」

  (出演)浅野忠信、瀧内公美、ホセ・ルイス・フェラー、古舘寛治、池松壮亮、高岡早紀、

・・出演者に瀧内公美さんという一点で、なんの予備知識も基となった写真家の深瀬昌久氏のこともまったく知らないまま鑑賞。去年にひっそり公開されて観た『奇麗な、悪』が主演だったにも関わらず消化不良だったこともあったが、今作では浅野さんとダブル主演にも思われたほどの堂々とした演じぶりに満足。ただ、写真家深瀬についての伝記もの以上のものまでは刺さらず鑑賞後の後味もそんなにスカッとなるものでもなかったなぁ。

 伝記といっても、監督が外国人であったためか、ATGの『Keiko』や写真家ではないが作家鈴木いづみを映画化した『エンドレス・ワルツ』など連想。写真家のカップルを描いたということで、アラーキーとはちがう、もう一方の世界を覗いた感じ。

・・漫画もアニメも読んだり観たりもないが、デス・ノートだなぁと。ドキュメンタリー調の流れかと思いきやの、プラスしてのクリーチャーとは、欧米らしいやと。 

 だいたい、どこからどこまでが本当で、どこがフィクションだったかと気にはなったね。

・・パンフの表紙については浅野さんの顔もいいが、タイトルからしてカラスなので。深瀬さんの作品にもあるように、カラスのシルエットのようなモノの方がよかったかな。