(映画パンフレット) 『ヘイトフル・エイト』

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  クェンティン・タランティーノ監督作品『ヘイトフル・エイト』(2015年)

  原題「The Hateful Eight」

 (出演)サミュエル・L・ジャクソン, カート・ラッセル, ジェニファー・ジェイソン・リー, ウォルトン・ ゴギンズ, デミアン・ビチル, ティム・ロス, マイケル・マドセン, ブルース・ダーン, 

 (音楽)エンニオ・モリコーネ

・・まず残念というか何と云うか、せっかく”ウルトラパナヴィジョン70”のフィルム撮影された70mm作品なのだが一番良い状態で映画を観られない(観られなかった)ことがちょっと悔やまれる。

第69回アカデミー賞での作曲賞に巨匠エンニオ・モリコーネが受賞・・自分としては正直思ってもいなかったなぁ。確かにサントラを聴いても良いのだが、これといった耳にいつまでも残るような名曲かというとそれ程のインパクトさがあまり・・。だから今回の受賞がモリコーネの初受賞と聞いて過去にもっととびっきり良い名曲作ってるだろ~と文句に近いツッコミなんか入れてしまう。なにかというとありすぎて困ってしまうくらいの数がある。個人的には順位はないが好きなモリコーネサントラとしては「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト(つまりは邦題でいうウェスタンのことね)」「ロリータ(エイドリアン・ライン版)」などあるが昔の西部劇時など名曲を作ってたのでせめてその時あたりに受賞しても全然おかしくないのだが・・だから今回の作品でのが受賞にビックリだな。他のノミネートが悪かったのかな?

・・さて、中身に関しては、途中から深くなっていくミステリー展開にこれまでのタランティーノの作風には珍しい感じだったが素直に楽しめグロさもあり、全体的にタランティーノお得意の会話劇に長い上映時間も全然退屈しなかったね。

キャストでは主演のサミュエルジャクソンも良い味出してて、特に、撃たれた後の痛がりようには個人的にツボにはまって笑いっぱなしだったかな。

・・あと紅一点?のジェニファー・ジェイソンリー。パンフレットでの人物紹介の出演歴には「ミセスパーカー」「ジョージア」くらいしか書かれてないが(確かに賞を獲ったものとあってか)、個人的にはこの女優さんと云えば真っ先に体を引き裂かれる「ヒッチャー」や同じく体を張った演技の「ブルックリン最終出口」の方が思い起こすなぁ。他にもカート・ラッセルやブルース・ダーンなど名優も出演して皆が主役でもおかしくない揃いぶり。

それと面白かったのは、映画を観ててティム・ロスが最後までどうしてもクリストフ・ヴァルツにしか見えなかったこと(前作ジャンゴの時の容貌に似てた)。

なにはともあれ素直に面白かった。・・タランティーノ監督作品・・まだ8作目なんだね。もっと観てる感あるけど。こんどはまた現代版のクライムアクションやって欲しいね。 

(映画パンフレット) 『グレート・ブルー』

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  「グラン・ブルー」のインターナショナルバージョン、リュック・ベッソン監督作品『グレート・ブルー』(1988年)

  原題「The Big Blue」

 (出演)ロザンナ・アークエット 、ジャン=マルク・バール 、ジャン・レノ 、ポール・シェナー、

 (音楽)エリック・セラ

 (主題歌)『My Lady Blue』エリック・セラ

・・まず何より地中海の青い空に青い海。映画全編が美しい。

・・初公開時は「グレート・ブルー」として公開され(後に”グラン・ブルー”と改題されたりもあったり)たが、当時都会の大きな映画館では70mm上映されたりしてて当時も今思い返しても観たかったなぁと。地元の街では二本立てで、トム・ハンクスの『ビッグ』と併映された(今思い返しても得な二本立てだったと思う)。

この映画に関しては公開前の劇場予告で観た時からけっこう惹きつけられるものがあって(予告だけじゃ内容はよく解らなかったが)、期待して観に行ったものだった。ただ、当時の十代だった自分にとっても(別に十代じゃなくてもかもしれないが)少々重たく、切なく、何度も観るような映画じゃないなと思ったりも(賞賛の上でのこと)。

この映画、リュック・ベッソンによる演出はもとより、やはり音楽のエリック・セラのチカラ(功績)も非常に大きかったものだと思う。当然サントラも購入。

映画のメイン競技としてのフリーダイビング。スクリーンを通して観てても本当に息苦しさが伝わってくる(自分は幼少期海に溺れたこともあることから水は苦手でもある)。

・・現在ではラピスラズリイヴ・クラインといった深い青色に興味をもつ(惹きつけられる)自分にとってこの映画は癒し、美的、壮大映画、一級品映画として捉えている(・・最後まで観ると疲れるけどね)。