Updated on 2月 5, 2023
(映画パンフレット) 『震える舌』


三木卓原作の同名小説を映画化、井手 雅人脚本、野村芳太郎監督作品『震える舌』(1980年)
英題「Writhing Tongue」
(出演)渡瀬恒彦、十朱幸代、若命真裕子、中野良子、宇野重吉、
(音楽)芥川也寸志
破傷風菌(テタノスパスミン)に侵された女の子の壮絶な闘病もの。或る意味トラウマ級のホラー映画。
自分もいまだにこの映画を観るのには勇気がいるほど恐ろしい。
小学生だった頃、初めてこの映画をテレビで観てからはテーマ曲として使われているバッハの”無伴奏チェロ組曲”がいろいろなCMや番組のBGMとして聴いたりするとトラウマ反応のように恐怖感で正直気持ちが悪かった思い出があったが、いまではクラシック曲を多く聴く自分にとってもこの曲は聴き心地の良い名曲と捉えている。
劇中ではサスペンス要素もあったりして、音の刺激を立ててはいけないシーンなどは「ミクロの決死圏」など連想させたりと。
またパンフ内の写真にもあるが両手を振り上げもがき苦しむさまはまさに「エクソシスト」の少女リーガンともダブる怖さなどあったりあったけど、ラストの「チョコパイ食べたい」という涙をさそう(ハッピーといっていいのか?)エンディングにはホント、ホッとさせられた。脱力感。
役者陣ではやはり(他の映画でも汚れ役のイメージまったくない)中野良子さんの献身的な看護師さんを観てて天使のように思ったね。
・・が、観てて本当に疲れる恐ろしい映画である。
Updated on 4月 19, 2020
(小説・エッセイ) 『東電OL殺人事件』


佐野眞一著、実録犯罪ドキュメンタリー『東電OL殺人事件』(2005年)新潮文庫
・・きっかけは(と、その前にこの事件については大まかなことは知っていた)園子温監督映画「恋の罪」が公開されるにいたって作品がこの事件からインスパイアされてたことから、自分はまず映画を観る前にまずベストセラーとなったこの本が頭に浮かびどんなものかと事件のおさらいがてら読んでみようとしたのがきっけけ。
読んでの率直な感想として、思ったこととしては、やはりと云うか、事件の流れや本当の犯人が誰なのかということよりも殺された被害者のエリート社員の裏の姿に興味が惹き付けられたね。センセーショナルだったね。もう殺されたので、なぜあのような日々を送ったのか?なぜあんな行動をとったのか?を知ることはできないが佐野氏の推測に人間の二面性三面性、表の顔、裏の顔(或る意味本当の姿?)という誰もが持つ奇妙さ恐ろしさを体感。
最近も事件現場近くを二度三度通ることがあったんだけど、舞台となったアパートがまだ残ってるのを見るとその度ごとに気味悪さと野次馬根性のもっと事件について知りたいという気持ちも合わさった複雑な感情も起きたんだよなぁ。






